薪作りの初心者はチェーンソーの正しい使い方ができないで非効率な動きをしているケースが多い。切れないチェーンソーで作業していると疲れるし、チェーンソーの寿命も短くなる。
薪作りの第一段階の玉切り作業
よく見かける間違った使い方の一つ目はチェーンソーで切っている時に、本物のノコギリで切っているように刃を前後にスライドさせていること。もう一つは、力を入れて押していることだ。この二つは、切れないチェーンソーの使い手の典型的なパターンだ。
本来であれば、刃をスライドさせずにチェーンソーの自重だけで勝手に切れていくのが正常だ。豆腐を切るかのようにというのは極端だけど、それに近い感覚で全く力を入れないで、チェーンソーを支えているだけで、自然に切れていくのが正常だ。そうならないのは、刃が切れない状態で使っているからだ。
切れ味を保つためには定期的な刃研ぎ(目立て)が必須となる。
きちんと目立てクランプで固定しないときちんと研げない
刃の形が崩れる前にこまめに研ぐのがポイント
チェーンソーの刃を研ぐのはエンジンチェーンソーであれば、給油ごとに毎回、電気チェーンソーであれば15分作業ごとにが基本だ。このタイミングで毎回丁寧に刃を研ぐ。それをさぼると、刃先がこぼれて、極端に切れなくなる。間隔を開けてしまうと研いでも修正が困難になる。刃の形が崩れる前にこまめに丁寧に刃を研ぐのが大切だ。
地面や木についている土、石、砂、針金などに刃先を当ててしまうと、一発で切れなくなる。そうなると上のタイミングを待たずに目立てせざるを得なくなる。
切れない刃で、粉状の切りくずを吹きながら作業続けると、効率が悪いし疲れるだけだ。素直に目立て(刃研ぎ)するか、予備のソーチェーンの交換した方が良い。
きちんと研げば、木屑はこのような数ミリ角の四角状になる。粉状の木屑が出る場合は研げてないと判断できる
最初のうちは上手に研げずに研いでも切れるようにならないかもしれないけど、練習しないと永久にできるようにならない。チェーンソーで作業する以上は刃研ぎ(目立て)は必須なので、ソーチェーンを何本か削ってダメにする覚悟で練習しよう。
刃研ぎ(目立て)コツをつかむのはネット上の情報だけでは難しいと思う。実際に経験者から教えてもらうのが一番だ。チェーンソーを購入する時に目先の値段の安さで、通販やホームセンターで買ってしまうと、修理はもちろんのこと、刃研ぎ(目立て)作業を教えてもらうチャンスを失うことになる。最寄りの農機具屋さんで購入すれば、正しい使い方を手取足取り教えてもらえるし、薪集めの情報も得られる。多少の値段の違いなど、すぐに吹き飛んでしまうので、近所の農機具屋さんでお勧めの機種を買うのをお勧めする。(メーカーはどこのブランドでも大丈夫だ)
コメント
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この記事を読んで、改めて未熟さを感じました。
(>_<)
うちは電気チェンソーですが、最初に目立てをして、そのまんまです。
粉出まくりです。
精進します。
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かなパパさま:
きちんと目立てができるようになると玉切り作業が何倍も楽しくなります。
是非とも、頑張って練習して下さい。