私が薪ストーブを設置してレクチャーする場合、お客様の希望に応じて、単に焚き方のレクチャーだけでなく、薪ストーブ料理も実演する場合もある。それをやるやらないかの分かれ道は、その時に五徳やピアット、スキレットなどの道具や、食材が用意されて、お客様からリクエストされるかどうかによる。
これまでにも何回か、火入れの初日にいきなり薪ストーブ料理で、ピザや焼き魚、焼き芋などを行ったことがあるが、一度自分の目で最適な火加減を見ておくと、それを参考にスタートできるので自分でやる時に、大きな失敗の遠回りする必要がない。見ていても最初は失敗するケースが多いけど、全くの手探りよりは全然良いと思う。(ちなみに、私が初めてピザを薪ストーブの炉内で作った時には、何の情報もなく手探りで行ったので、初回は真っ黒に焦げて、とても食べられたものではなかった)
今回の高槻市での無垢の木と土壁で作った新築住宅への薪ストーブ設置案件は、レクチャーの時にお友達や親戚も呼んでの、薪ストーブ料理のパーティも同時開催となった。施主さんの薪ストーブでピザ初体験の感動の様子がご本人のブログでアップされているので、紹介しよう。
引き続きの「ローストチキン編」「朝食偏」もアップされるている。
ちなみにご本人のブログで「煙突ホルダーの固定」とあるのは以下の写真の上部の、壁面に煙突を固定する金具のことで、地震や衝撃などの際の薪ストーブ本体の振れ止めの機能を果たすものだ。設置当日に設計事務所から教えてもらっていた高さと、微妙に食い違っていてコーチボルトが効いていなかったので正しい位置に修正した。(完成見学会の直前だったので、手探りでボコボコ穴を開けるわけにはいかなかったので、工事の当日はとりあえず土壁&石膏ボードにビスが刺さっているだけの飾りの状態でつけておいて、後日のレクチャーの時までに梁の位置を確認してもらっておいた)
今回はバッチリコーチボルトが梁に食い込んでいる手応えを感じることができた。土壁の家なので、予備の土を穴に埋め込んで、乾燥すれば判らなくなる。写真だとまだ乾いていないので古いビス穴の位置が若干色合いが違っているけど、いずれ判らなくなるだろう。
完璧に設置完了できた状態になって安心できた
コメント
料理レクチャーありがとうございました。
想像以上に弱火でも充分焼けるんですね。
レクチャー以前に焼いてみた魚は一瞬で真っ黒けになりました。
ピザを焼く次の機会が楽しみです。
02さま:
料理によって最適な火加減が違ってきますので、これは経験で少しづつ判ってくると思います。
焼き芋や魚はピザより、だいぶ弱めが良いです。