エイトノットの扉の開閉ハンドルの機構

西洋製によくある回転式だと、始点や終点が判り難いし、回転方向もメーカーによって違うので、意外と確実な開閉ができないケースもある。ガンガン焚いて炉内が熱い時に、そういう感じだと難儀する。
ドブレの700SLのような前後方向のレバー式だと、車のドアと同じ感覚で開閉できるので、人間工学的に優れている。確実に開閉でき安心感が全然違う。エイトノットも、これと同じような前後方向のレバー式なのも好感が持てた。
そして、さらにもう一歩進んで、一工夫されていた。
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レバーがひっかかるツメが本体に二か所ある
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焚付時には手前のツメに引っ掛けると、扉を少し開いて空気を送り込む最適な開度の状態でロックできる
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温度が上がったら奥のツメ引っ掛けて、扉を完全に閉じた状態になる
ロックの回転部分は中心点からオフセットされるように設計されていてレバーを下げることで自然に無理なく扉に締めつける圧力がかかるようになっている。そして、必要以上には圧力がかからないように扉を物理的に浮かす構造にもなっていて、必要十分な締め付け圧力が自動的に得られ、ガスケットロープを傷めないような配慮も施されている。
シンプルで合理的な設計でありながら、なおかつ、細かなところまで十分に配慮されていて、素晴らしいと思った。
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