薪ストーブシーズンが終わって「もう今シーズンは焚かない」という決断をしたら、煙突掃除とメンテナンスを、すぐにすることをお勧めする。放置して、シーズンイン直前にやる人もけっこういるみたいだけど、炉内に付着した煤や灰が梅雨や夏場の湿気を呼び込んで錆びの原因となり、薪ストーブの寿命が短くなる。同じ作業をするならば、効果的な梅雨入り前に行う方が合理的だ。
ショールームのAGNIもメンテナンスの繁忙期に入る前に、サクっと行った。今シーズン初めて導入して、燃焼能力を見極めるために、わざと長時間、ありえないほど湿った薪を低温で燻ぶらせて焚いたりなどの過酷なテストを行ったので、煤の量は予想通り多かった。
炉内に溜まった煤や灰が湿気を吸って錆びの原因となる
刷毛やワイヤーブラシを使って、炉内の汚れを綺麗にする
5-56などの防錆油のスプレーで保護することで、シーズンオフの期間中に腐食が進まず寿命が延びる
分解できるパーツはバラバラにしてパーツごとに手入れする
梅雨入り前のゴールデンウィークくらいまでがメンテナンスのベストシーズンだ。梅雨場もガンガン焚く人は、梅雨明け後すぐに行なおう。
自分でできない人は、ご依頼いただければ距離に関係なく、3万円で行っている。遠方でも、他社施工の設置でも、旅行を兼ねて行くので、遠慮なく連絡して欲しい。
コメント
毎年ゴールデンウィークに煙突掃除とメンテナンスをしています。
昨年は炉内の掃除のあと潤滑剤を1本、使い切りましたがそれでも錆が出ました。
昨年は梅雨が長かったし晴れ間もなく異常な気候でしたが、今は異常が当たり前みたいになっているので今年のメンテナンスは更に気合をいれて頑張ろうと思っています。
もんもさま:
レポートありがとうございます。
おっしゃる通りで、環境と気候にかなり左右されますよね。
メンテナンスはGWにやるのも理想的だと思います。それからお盆くらいにもう一度だけ点検してやると良いと思います。