大阪府和泉市の朋友金属(株)が“moku moku”という自社ブランドで中国生産の薪ストーブを販売するということで、営業スタッフが現物を車に積んで持ってきた。
せっかく現物があるので、カタログやウェブでは判らない部分をチェックした。遠慮しないでバラバラに分解して各部をチェックした。こういう時には、先入観なしに、自分の手で触れて素直な気持ちで評価する。
白くてかわいいデザイン
デザイン優先で扉がこれ以上の角度が開かないこと、天板をボルトで外さないと扉が取れないことがマイナスポイント
回転式のレバーなのでラッチ(掛け金)が本体に当たってホーローが割れることも容易に予測できた
ドブレ700SLのように前後のレバー式にして当たらない設計が望ましいと思った。
工具なしで取り外せるパーツを全てバラしたところ
分解性はまずまずだけど、パーツに左右前後を示す印があるとさらに良いと思った。それがないと、組み立ての時に苦労することになる。
レバーを引くと全開で、押し込むと弁が閉じる設計
今回は初代の販売バージョンということなので、製品としては未熟だ。改良した次期モデルに期待したい。改善して欲しいポイントが、他にもいくつかあったので、営業スタッフには正直に伝えたが、「ダメ出しすれば修正可能な発売前のプロトタイプの段階で相談に来てくれれば良かったのに」というのが正直な気持ちだ。ブラッシュアップして、魅力的な製品に育ってくれたらと思う。
コメント
新しい薪ストーブができてくるのはいいことですね。早速、moku mokuさんのホームページを見させていただきました。この中で強制排気管ユニットというものの仕組みがよく判りませんでした。上方向に煙突を上げないで、横方向に配管してファンを使って排気するのですかね。
クボタさま:
このメーカーの強制排気管ユニットは屋外に出した後に上方向への立ち上げも必須です。サイトにあるイメージ図通りの配管が必要になります。