薪ストーブ本体と煙突工事をセットでないと引き受けないという施工店もあるみたいだけど、かわはら薪ストーブ本舗では、煙突工事だけ、炉台、炉壁工事だけというパターンでもやっている。
今回も長野のイエルカという鋼板製の薪ストーブを施主さんが買ってきて、それに合わせて対応することになっていた。パンフレットやウェブ上のデータだけでは、炉台、炉壁の仕様、外気導入をどうするかまでの詳細は決められないので「現物が届いた」という連絡をもらったので、千葉県勝浦市へ行き、現場調査(現調)してきた。
コーナー部分の吹き抜けに設置予定
煙突貫通部分の天井高 FLから4713ミリ
火打ち(95ミリ角材)上面 FLから2610ミリ
シンプルなデザインで実用性の高いモデル
普段は欧米からの輸入品の薪ストーブを仕入れているけど、製造者の顔が見えない。でも国産の手作りの薪ストーブは、作っている人の顔が見える面白さがある。場合によっては作っている人と、直接交流することもできる。このように、普段の設置工事では触れることのできないモデルに接することができるので、とても勉強になる。
以下の動画を見ると解ると思うが、30分のテレビ番組で上手にまとめられているので、魅力や歴史が伝わってくる。製造者のイエルカさんのことだけでなく、薪ストーブ暮らしの良さが伝わってくる素晴らしい番組だと思った。(オーロラの炎が綺麗とか言っていたNHKの『美の壺』より、はるかに秀逸で観る価値がある)
現物を確認しながら、現場で打ち合わせしてきた
右側の掃き出し窓の隣のコーナー部分に設置
6寸の急勾配の屋根なので、安直にローコストでフラッシング仕様にすると色々リスクがあるので、雨仕舞い、メンテナンス性、安全性を考えてチムニー作成予定
番組やウェブ上では、このストーブをシングル煙突につないで長く引き回しているケースが多いようだが、口元付近まで、高品質な国産の高木工業所の二重断熱煙突にして、なおかつ煙突ダンパーを取りつけて、この薪ストーブのポテンシャルをとことん引き出してみるつもりだ。
薪ストーブも煙突も「純国産」の珍しいパターンだ。
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コメント
私も枦壁と炉台を制作していただきましたが、細部にまで意見を聞いていただき、満足出来る完成でした、単に満足出来るだけでなくアドバイスもいただけるのがよかったと思います、一度相談されてみてはいかがでしょうか。
富里のストーブビギナーさま:
コメントありがとうございます。
来seasonは制作した炉台、炉壁の上で薪ストーブに火が入っている状態の写真を撮らせて下さい。