「見積」や「相談」の値段

薪ストーブ設置の前の「具体的な個別の案件に対する相談」や「精度の高い見積」が無料だと思っている人がけっこう多い。
施主の立場で「多くの薪ストーブ屋から見積りを取って、安いところで決めたい」「色んな提案をもらって選びたい」ということで安易にやっているのだと思うけど、個別の案件に対する精密な見積りを作るためには、図面を元に打ち合わせをしたり、現場を確認する必要がある。そのためには、それなりに時間や手間が発生する。往復の交通費やと日当、見積を作成するための時間など実際にかかる経費を負担いただかない無料のボランティアというわけにはいかない。
ざっくりした予算を立てたいのであれば、見積作成をするまでなく、薪ストーブ本体設置+煙突工事でざっくり100-120万円程度みておけば、多くの場合は納まる。逆に「予算は**万円だからその範囲でやってくれ」と開示していただければ、その範囲で最大限のコスパになるように、中古薪ストーブや激安ストーブを使ったり、煙突や薪ストーブの品質(価格)を妥協したりして薪ストーブライフの実現を考えることだってできる。
お互いの信頼関係があって「当社で必ず施工する」と判っている場合であれば、見積作成や施工プランの提案は無料でも良いけれども、提案した施工プランやアイデアだけ持っていき「この見積の内容でもう少し安くしてくれ」って、近所の他店で施工しようと最初から腹の中で考えている虫の良い人が少なからず存在するのが現実だ。今までに何度もそういう苦渋をなめさせられた。
そのため、かわはら薪ストーブ本舗では、具体的な見積作成やプラン相談の前に、コンサル代として5万円をいただくようにしている。その5万円は、工事代から差し引くので、当店で施工する場合の実質的なお客様の負担はゼロなのだけど、上記のような人を排除するために「踏み絵」的に設定している。他店で施工する場合には返却しないが、それはアイデアの提供代金として考えれば、納得できる。
「より良い物を、より安くゲットしたい。たくさんの店を比較したい」と考えている人は、私のところに、見積りやプラン作成を、最初に依頼するのではなく、最後に来るのが得策だ。他店で納得いかない場合に来れば良い。

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コメント

  1. うさぎ より:

    どっちでも見積有料かは営業方針ですから川原薪ストーブショップの基本でそれはそれで構わないけど見積は原価はゼロです。その仕事を開発するかしないか、つまりノウハウの投資をするかしないか、すべてはお店とお客様との信頼次第だからね! 先に貰うか貰わないかは信頼出来るかだけですから、ネットで顔が見えない注文は確かに不安ですよね。

  2. かわはら より:

    うさぎさま:
    本文を読んでも「見積の原価ゼロ」と考えるのであれば、日本語の理解能力を疑わざるを得ません。

  3. うさぎ より:

    外部にお支払いし、払ったもの

    けを原価と申します。まあ、ネットだと特に見積だけの人が多いので大変なことは分かるけど、原価ではありません。

  4. かわはら より:

    うさぎさま:
    高速道路の通行料金、ガソリン代、宿泊費などは外部に支払ったものとは言わないのでしょうか?
    定義的にそれを原価と呼ばないのかもしれないですが、見積を作成するための経費として費用は発生します。

  5. うさぎ より:

    ですから、見積のために必要な交通費、高速代だけは会計上の原価となります。見積として一律ではなくなりまして、遠方への見積では原正しくは見積作成のための高速交通費原価ですね。当然最初から申します通り川原さん自営業としての営業方針なので全くの自由よ。 ただし見積作成そのものにダイレクトコスト原価はゼロなだけですから原価と書かれていた一律5万円は交通費を除けば担保金ですな。

  6. かわはら より:

    うさぎさま:
    本文中に最初から、「交通費などが見積作成のために経費がかかる」と書いてあります。

  7. かわはら より:

    本文中に「踏み絵」とも書いてあります。