毎年メンテナンスに行っている静岡県の640CBユーザー宅。
前回のメンテナンス、煙突掃除の訪問時に、ガスケットが「あと1シーズンで限界」という状態だったので、今回のメンテナンスで、一式、持参して、全部交換した。
新品と、経年劣化で硬化して細く、白く褪色した古いガスケットの比較
ガスケットは毎年少しづつ劣化していくので、交換のタイミングをつかみにくいかもしれないけど、3-5年を目安に交換しよう。古くなると気密が悪くなって本来の設計通りの性能が出なくなる。交換後は明らかに燃え方が良くなる。燃焼効率と燃費が良くなり炎も綺麗に見えるという効果が体感できるメリットの大きいメンテナンスなので、これまでやったことのない人は、ぜひともお勧めしたい。
その気になればユーザー自身でもできる比較的難易度の低い作業だ。貼る際にロープを引っ張らないで、押し付けるようにつけていくのがポイントだ。必要に応じてマスキングテープなどで補助的に固定するとずれずに楽だ。貼り付けた後はマスキングテープごと、扉を閉じてしまってセメントが固まってからマスキングテープを剥がすと失敗が少ないと思う。
シーズンオフなので、耐久性の高いガスケットセメントを使って作業している
セメントが完全硬化するには1週間程度かかるので、シーズン中に薪ストーブをすぐに使いたい時期には使えない。シーズン中の緊急メンテの場合には熱で硬化するガスケットボンドを使うけど、こちらは接着力の耐久性が今一つの印象だ。
私の場合、作業の時期によって、セメントとボンドを使い分けている。
剥がした古いセメントが飛び散るので、周辺の養生が大事
バール、ハンマー、ワイヤーブラシ、刷毛などを使って古いセメントを落としてから、作業するのだけど、想像している以上に粉末が飛散するので、気をつけよう。必要に応じてマスクや防護メガネも着用した方が良いと思う。
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