N-VAN発売日に考える

ホンダから、新型の軽バンN-VANが本日7月13日(金)に発売される。
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N-VAN公式サイトより
助手席のシートを折りたたんで、助手席まで完全にフラットにして荷台として使えるところが画期的だ。
しかし、メーカー発表のカタログやウェブでの情報では肝心な部分の寸法が記載されてない。
薪ストーブ設置工事や薪の配達で使う仕事車なので、荷物を積む立場になると、その助手席のところに(運転席の側面と助手席ドア間)横幅方向で何センチの荷物を積めるかが重要なのだ。長さ方向では2635ミリの長尺物が積めるという情報があるけど、一番欲しい情報がない。そこで、発売日前日だけど、実車が既にディーラーにあるだろうという前提で、薪ストーブ設置工事の打ち合わせの後に寄って、メジャーでチェックしてきた。
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実際にディーラーに行って計ってきたら「助手席扉と運転席左側面の間」の寸法は510ミリだった
薪ストーブ設置工事の際に、薪ストーブ本体の次にかさばる角トップのサイズが380×800×800なので、側面を下にして立てる形で積めば助手席横に角トップが積める。また、一番かさばる薪ストーブ本体もドブ640CB/700SLクラスであれば奥行き500ミリでギリギリそのスペースにも積み込めるので、工事車両としても使える。現実的には、角トップをこの場所に積んで、薪ストーブ本体は本来の荷台スペースに積むのが、フロントエンジンの車なので、重量バランス的には良いと思っているが、他の荷物の積載状況によっては、この部分に薪ストーブ本体が置けるというのも魅力的だ。
新車で購入する場合には、ルーフ高さ、駆動輪、エンジン、装備などのグレードの選択肢がたくさんある。2WD(FF)も選べるが、私の場合は、必ず毎年工事や薪の配達で遠方の雪道に行っていることを考えると、必然的に約11万円高い4WDとなる。価格表を見ると52通りの選択肢になっているけど、それでも、好みの組み合わせを自由に選択できるわけではない。具体的に不満な点を言うと、パワーのあるターボ車を選択した場合には、ベーシックモデル、スタンダードの装備のモデルが選べないしさらにトランスミッションも6MTが選べずCVT(AT)だけだ。ターボエンジンとマニュアルトランスミッション6MTの組み合わせが最強で、これがあれば迷わないけど、それはラインナップされてない。私みたいなマニアは欲しがるけど、一般的には売れないということだろう。そして、6MTを選択した場合には高速道路で、前車追従型のアダプティブクルーズコントロールが選べない。結局のところ、新車と言えども、どこかで何らかの妥協をする必要はある。その中で私に残された選択肢は以下の二つだ。

高速道路でのパワーを重視したらFUN/4WD/CVTとなりルーフキャリアをつけた場合の支払い総額は約200万円
最も装備の薄いベーシックモデルのG/4WD/6MT(※)を選択してルーフキャリアをつけた場合の支払い総額は約150万円
※ベーシックモデルはCVTも同額だけどアダプティブクルーズコントロールを選ぶか、6MTを選ぶかが悩ましい

ここで、ホンダのN-VAN新車以外の選択肢も考えてみる。何らかの妥協をするという意味では同じだし、中古車であれば圧倒的に安く済むからだ。
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「できたらこのくらいのスペックは欲しい」くらいのものだと100万円程度
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2WDでもいいやと割り切れば40-50万円程度(サンバーならリアエンジンなので2WDでも雪道は何とかなる)
つまり200万円、150万円、100万円、50万円と、50万円刻みで4つの選択肢となるわけだ。
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現在、使用中の仕事車は、29万キロ走行の平成8年(1996年)の22年落ちのS-100Vハイゼット(FRなので雪道に弱い)
さらに悩ましいのは、新車で150-200万円を支払うのであれば、その分で中古の50万円の軽バンと、50万円程度の普通車(平ボディの1tクラスのトラックと乗用車)を買って3台持ちして、薪ストーブ設置工事や煙突掃除の時は軽バン、薪の配達の時はトラック、打ち合わせや日常生活の時は乗用車という形で「使用状況によって使い分けた方が合理的なのかも?」などと、考えはじめると答えが出なくなる。
まあ、今乗っている車が壊れれば、切羽詰まってすぐに決めないとならないのだけど、来年(2019年)の8月まで車検があり、何とかダマシダマシ乗れる状況なので、それまで何とか持つことを願って、年明けくらいになったら具体的に考えようと思う。(どうせ今すぐN-VANを注文しても、FUNなどの上級グレードは生産が追い付かずに半年先の納期ということだった)
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ホンダディーラーでのハイゼットとN-VANのツーショット

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コメント

  1. Kei より:

    軽自動車は必須なのでしょうか?
    1tonトラックと乗用車がすっきりしていいかと思うのですが。

  2. かわはら より:

    keiさま:
    軽自動車でミラーたたんで、やっと入れる現場とか意外とあるんですよ。
    それにトラックだと、シートかけただけになるので、薪ストーブ本体や工具の盗難も心配です。

  3. コウダ より:

    ハイエースとかキャラバンの方が良いよ。軽なんかこだわる理由がわからない??

  4. Mr.トリデ より:

    自動車税や軽自動車税も余分にかかる気が…(^^;)。

  5. うさぎ より:

    ワンオペがまだ多い川原さん(独り運び込みを狭い所へ)でなければ軽よりハイエースクラスがベストなんだけどさぁ! もし軽の車幅がマルヒツなら異常気象多発の地球では世界的に4WDで、しかも今の高性能な軽ならターボがなくても高速道路も昔より楽! ホンダなかなかだねー

  6. 薪よう子 より:

    しない人なら軽で十分よ

  7. かわはら より:

    コウダさま:
    荷物の積載能力、走行性能を考えると、それが一番良いとは思いますが、車が大き過ぎて入っていけない現場もけっこうあるんですよね。

  8. かわはら より:

    Mr.トリデさま:
    おっしゃる通り、税金、車検とかなりややっこしいことになりそうですねぇ。

  9. かわはら より:

    うさぎさま:
    おっしゃる通り、二人での移動となると軽だとちょっとなんだかですよね。
    店頭では簡易グレードのGやLの実車が確認できないので、即決できません。

  10. かわはら より:

    薪よう子さま:
    実車確認してきましたけど、N-VANならばフラットな大空間が実現されてますので、(荷物を降ろせば)車の中でも十分にできると思いましたよ。

  11. コウダ より:

    軽の幅で良かった!と思った設置現場は一度もありませんでしたね。同じ車で薪の配達もしているみたいなので、1トン積めるのと軽では・・・・作業性相当違うと思いますけど・・・・。私たちの商売お客様に夢とか、こんな事出来ます、という可能性を提案する仕事なので、余り,世知がない仕事すると「何だかなあー」と思われてしまうかもしれませんよ。

  12. かわはら より:

    コウダさま:
    建築場所によって環境はかなり違いますねぇ。
    私の場合だと、軽がやっと停められるような現場が、結構多いのですよ。1トン車で行って遠くに停めて、薪や資材を運ぶより、車を横づけできた方が効率良かったりします。