わずか一日でこれだけこなした。(4台のメンテ&1本の煙突掃除&2本の煙突修正)
やはり煙突は「高木」かそれ以外かということを実感した。長期間に渡って使われている製品を見ると、高木煙突では考えられないような問題が色々起きていることを実感する。後々のことを考えて、高品質な高木製を指定することをお勧めするが、直接メーカーと取引していない二次店では、仕入れ原価が高くなって利益率が低いので、色々と理由をつけて、やりたがらない施工店が多いのが実情だ。(他メーカーの仕入れ原価の安い自社扱いの商品に誘導しがち)
薪ストーブの選択の時には本体だけで舞い上がってしまって、煙突のことやメンテナンスのことを二の次に考えてしまいがちだけど、本体以上に重要な選択部分だと私は思う。今回の宮城の案件の全ての現場の煙突で、スムーズに伸縮しないトラブルを抱えていて修正の必要があったことからも、深刻さを推測して欲しい。
旧型アンコールメンテ
触媒やガスケットは、今シーズンギリギリ持つ感じだけど、シーズン終了後には交換をお勧めした。これまで自分でメンテしてきた人なので、触媒だけでなく、ファイヤーバックやスロートフードも同時交換することをお勧めした。
モルソーメンテ/煙突修正(スライド煙突が動かなくなってしまったので、がんばって取り付けた)
ガスケットロープが剥がれて、なくなっていた部分があったので予備のガスケットロープをつけておいた。縮めて取り外したスライド煙突が、固着して元に戻らなくなっていて、叩いて無理やり伸ばす苦労をした。煙突を取り外さなくても、バッフル版の上に煤を落として、かきだして回収できる構造なので、今後はそうするようにアドバイスした。
フェデラルコンベクションヒーター修理
定番のインナートップの崩壊のはじまり。隙間があると、そこから排気が噴き出して加速度的にダメージが進むので、断熱材と耐火セメントで応急処置しておいた。
煙突掃除(ロッドステーション初の現場投入)&煙突交換(中空二重煙突から二重断熱煙突)現場確認
屋根の勾配がきつくて、さらに煙突の屋根上の長さもあるので、お客さんが自分で登るのが怖くて無理という案件。私がなんとかギリギリ上がって作業できるレベルだから、当然だろう。でも、こんな現場のための煙突掃除のツールがあるので、お客様の目の前でやって見せた。このツールをゲットして今後は自分でできるだろう。
ドブレ700SL煙突修正(スライド煙突を縮めても口元から煙突が外れなくて苦労していたので簡単に外れるようにした)
仙台から新潟に向かう高速道路に乗る直前に、自分で煙突掃除をしているユーザーから緊急のSOSの電話が入った。たまたま私がいた現場から数キロのところだったので、住所を聞いて、ナビにセットして訪問して、サクっと解決した。スライド煙突内の断熱材を除去することで縮みしろが増えるのだ。ドブレ700SLはメンテの際に天板を取り外した方が良いので、煙突がスムーズに撤去できるかどうかは大きくメンテナンス性に影響する。
終了後は新潟の薪ストーブ屋さん「ストーブサポート」の岩城さんのところに移動して、近くの寿司屋さんで飲んだ
新潟に来たら新潟の日本酒を飲む
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コメント
先日は急な申し出にもかかわらず、ありがとうございます。夫婦共々感謝してます。
毎年、煙突外しには苦労していて、困っていました。レジェンド川原さんにも会え、愛車軽バンの勇姿も見られて幸せです。
薪サイズの指摘もありがとうございます。
今後も愛用のグレンシュフォシュとFISKARSを使いながら、斧で割る所存です。
天板のクラックは経過を見てみます。
それと、背面の十和田石の炉壁にも似たようなヒビが入っていたので、こちらも今シーズンの経過を様子見してみます。
ありがとうございました。
700SL@仙台人さま:
タイミング良く電話がつながったのも縁だと思います。
今後も楽しい薪ストーブライフを過ごしてください。