岡山県で薪ストーブ設置工事の予定が入っていたので、その行きの道中にアポを取った。兵庫県がヒミエルストーブの所在地なので、無駄のない動きができた。
前回の訪問時には、組み立て前のバラバラのパーツの段階で「ダメ出し」「要望」の宿題の山を突きつけてきた。かなりハードルが高い要望だっかもしれないけれど、ヒミエルストーブの開発者の西岡さんだったらできると感じて伝えていた。(売れるためには、最低限クリアしなければならない課題があった)
「完成した」ということだったので、どこまで実現したかチェックしたら、私の予想以上の出来栄えでうれしかった。この内容であれば、市販モデルとして十分に成立すると感じた。
普通の大手メーカーの市販の薪ストーブの2倍以上の物量と手間をかけて製作されているので、大手の会社では決してできないコストパフォーマンスの良さがある。小さく見えるけど300キロ程度の超ド級の重量だ。これからブレイクして注文が殺到すると、さらに納期が延びる可能性があるので、欲しい人は早めにアクションを起こそう。
以下のようなユーザーには最適なモデルだ。
■省燃費(薪の使用量が少ない)で、薪をくべる頻度が少ない機種を求めている
■オーブン室、高温の天板など料理にフル活用できる機種を求めている
■重量300キロクラスの蓄熱によるマイルドな暖かさを求めている
■メンテナンス性が良く長持ちする機種を求めている
■市販モデルにはない超高性能を、40万円程度の一般的な市販モデルの価格でゲットしたい
■受注生産のため納期2カ月超でも待てる計画性がある
先代モデルのネガを全部つぶした、新型モデルが完成したので見に行った
シングル煙突で鬼のような横引きでも、内部のヒートライザーが押し出すので、安定燃焼している
※あくまで最悪の煙突条件でも、何とか燃えるという「テスト」のためで、実用的に快適に使うにはストレートの二重断熱煙突の方が良いのは言うまでもない。
天板も広く、メンテナンス用の蓋もあって使い勝手が良い
ロケットストーブの焚き付け時の弱点をクリアするためのバイパス回路をつけたことで大幅に使いやすくなった
特許取得した心臓部分のヒートライザーの燃焼。この部分で高温でゆっくり燃やすことで、省燃費を実現している。
今回の再訪問のことは、ヒミエルストーブのブログでも公開されている。
https://himielstove.com/2018-10-20-homework-check-and-answer
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コメント
非常に気になる機種の一つですが、ストーブ出口の排出ガス温度は何度位なんでしょうか?
個人的には意匠的な部分でもう少し頑張って欲しいなと思います。期待を込めて。
かわはら本舗の薪ストーブはいつ頃を目処に製品化される計画でしょうか?待ち遠しいファンの一人です。
英さま:
ありがとうございます。
排気温度は150℃程度だと思います。
現在私が関わっている薪ストーブは1-2年後くらいにはお見せできる形となると予想しています。外注での組み立て資金が200万円ほどあれば、すぐにでも製作できます。クラウドファンディングも考えましたが、マニアック過ぎて集まらないような気がします。
カワハラストーブを楽しみにしている一人です
ヒミエルさんがライバルになり得るのにアイデアを伝えるところに薪ストーブに対する熱いおもいを感じます
脱迷い人さま:
カワハラストーブを楽しみにしていただき、ありがとうございます。
現時点で良いと思えることは実現させておいた方が、今後のお互いの発展のために必要と思うのです。出し惜しみしても仕方ないと思っています。
ライバルがより高いところにいてくれないと競争する意味がないですからね。
[…] 川原さん感想が載っているブログはこちら […]
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佐々木さま;
ヒミエルストーブは、燃焼時に高温になりがちな竹も薪ストーブの燃料として使えますが、どうしてもパっと燃え尽きてしまう傾向がありますので、投入頻度が高くはなります。焚きつけを中心として竹を使い、その後は普通の薪に切り替えるような焚き方がお勧めです。
住宅地で隣の家との距離が近い場合には、薪ストーブの運用にノウハウが必要です。焚く時間帯、天候など、近隣に配慮は必要です。これについては、実際に薪ストーブを導入する場合にはしっかりとレクチャーさせていただきます。