他社製でよくある普通のガスケットロープや、ネスターマーティンのSシリーズ、Hシリーズの扉=本体間ガスケットは耐火セメントで溝に接着されている。
一方で、ネスターマーティンのTQH33(他にもTQ33, RH43, C33, C43も同じ)の扉=本体間ガスケットと、Sシリーズ、Hシリーズの灰受け扉=本体間ガスケットは特殊な複合素材でできている。このガスケットは内部に金属製の筒状の骨の周りにガスケットの糸を編み込んだ空洞のある筒状のもので、柔軟性がある。それを少し潰した状態で溝にはめ込んである。
正常に使えている状態では、好奇心でわざわざ外さない方が良いけど、気密性が取れなくなった時には、ガスケットを交換する必要がある。その場合に仕組みを理解しておけば躊躇なくできる。
接着剤によるピンポイントでの複数個所での固定は本国のメーカーの方で行っているわけではなく必須ではないけれども、剥がれの防止のために、日本の輸入元の京阪エンジニアリングで、検品の際に独自に日本向けのユーザーに対して行っているそうだ。このように輸入元では、単純に輸入した商品を右から左へ流しているわけではなく、きめ細かな対策を施してから出荷している。
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