モデルチェンジした新型のアスペクト5の特徴

シンプルなデザインで、コンパクトな縦型で、立ち上がりの早い鋼板製が特徴のハンターストーブのアスペクト5だけど、日本導入直後の初期型から、時代の流れとともにEUのエコデザインの認定に合わせて、モデルチェンジしたので、その詳細を紹介しよう。

EUエコデザイン認定のラベル

ハンターストーブのアスペクト5は、モデルチェンジしても外観やサイズはほとんど変更がない。

外観から旧モデル、新モデルの違いを見極めるのに簡単なポイントは、2点だ。薪止めの形状と、炉内のバーミキュライトの構造の違いだ。新モデルの方は薪止めがシンプルなデザインで高さが低くなっていることと、バーミキュライトに穴が開けられて、そこから燃焼用の空気が供給されるようになっている。

これらの改良により、旧モデルよりガラス下部の煤けの減少、一次燃焼の範囲の増大が期待される。

炉の上部のバッフル板を取り外すと判る

上に紹介した2点の改良より、さらに大きな点は排気経路の変更だ。旧モデルの場合は炉内上部のバッフル板を取り外すと、いきなり煙突口元で燃焼ガスの薪ストーブ本体への滞留時間が短かった。新モデルの場合はバッフル板を取り外すと、整流板が、口元の前に置かれている。この整流板が排気抵抗となり、バッフル上部での排気ガスの滞留時間が長くなる。これによって燃焼効率や燃費などの性能向上が期待できる。

旧モデルは、いきなり煙突に排気されていたが、新モデルは整流板が追加されている

この整流板は引っかかって乗っているだけなのでメンテナンス時に容易に取り外せる

排気経路が複雑になった際に、この整流板がボルトで固定されていたりして簡単に取り外せない構造の場合にはメンテナンス性が犠牲になる。しかし、新型アスペクト5の場合には単純に引っかかって乗っているだけなので手で持ち上げるだけで楽に取り外し可能な設計になっている。

煙突掃除などのメンテナンスは毎年のことなので、メンテナンス性の良さは極めて重要だ。いくら性能を良くするためと言ってもメンテナンス性が犠牲になっているモデルはどうかと思う。最近はカタログスペック向上のために、メンテナンス性が犠牲になっているモデルも意外と多い中で、ハンターストーブのアスペクト5は正常進化してくれていて、従来通りお勧めできるモデルとして認定できる。

薪ストーブは「新型の方が無条件に全てが良い」と言い切れないので、見極めが重要だ。各メーカーの各機種について個別の良い点、悪い点というのがある。その中でも悪い点というのはネットに掲載すると「営業妨害」として各方面からクレームや圧力がきて問題になるので、書けないので察して欲しい。(具体的に当店での購入を考えている人には本音のアドバイスを直接行っている)

この鉄板を取り外すと炉内側から煙突口元にアクセス可能

なお、整流板を乗せるための手前の突起部分の鉄板がボルトで固定されているが、これは、メンテナンス時に取り外す必要はないので問題ない。

また旧モデルを使用している人は、どれだけ違うのか興味があるところだと思う。両方を同時に横に並べて比較すれば、燃え方や炎の立ち方などの違いは若干感じるかもしれないけど、びっくりするくらい体感的に判るくらい劇的に違うわけではないので、安心して良い。スペック上の燃焼効率や排煙残留物などの数字は向上しているけど、買い替えるほどではない。

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コメント

  1. ヒロ より:

    おはようございます、かわはらさん。
    ヒロと申します。

    ついにアスペクト5も、使い手にとって喜ばしい方へ改良を果たしたのですね。
    えてして、新しく生まれ変わったものが最良と言えないのは世の常で、車でもそうだと思います。
    カタログ数値だけを上げるために、肝腎要の部分が犠牲にされて、かえって面倒になる場合の多いこと。
    そう言えば、ヒタの薪ストーブも、排気経路を上げて下げて煙突に導いているのも、似たような効果を狙っているのでしょうか。ふと気になりました。

    何か疑問が浮かんだ際には、また質問させて頂いてもよろしいでしょうか。
    いつもご厄介をお掛けして申し訳なく思うのですが、知りたい欲求も同じくらい強く、我ながらほとほと困りものです。

    ヒロ

    • かわはら より:

      ヒロさま;

      おっしゃる通りです。Hetaの薪ストーブも同様に排気経路を複雑にして、排煙の滞留時間を稼いで効率を上げるようになっています。

      疑問に思ったことがでた際には、その疑問に該当の記事のところでコメントいただければOKです。