薪ストーブの炉内で魚を焼くことに抵抗のある人も多いと思う。「油が跳ねて炉内やガラスが汚れるのではないか?」「煙で室内が臭くなるのではないか?」という心配が出てくるのだろう。
しかし、実は上記の心配は不要だ。ガラスに付着した油は、その後、薪を焚けば焼けてしまって痕跡がなくなるので掃除不要だし、煙は煙突から抜けていくので部屋の中は煙臭くならない。
少し弱め位の熾火になった時がちょうど良いタイミングだ。ピザを焼くような強めの熾火の時はふさわしくない。あまり火力が強いと表面が焦げて中が生焼けという状態になりやすい。
適切な炉内状況、火力のタイミングの時に、熾火の上に五徳を置いて、金網の上に魚を乗せるだけだ。
その時に金網一枚だと魚をひっくり返す時に皮や身が剥がれてしまう。上の写真のように、金網2枚を使って魚の上下に挟んで、トング二つを左右の手で持って、サンドイッチした金網ごとひっくり返すと、皮や身が剥がれずに綺麗に焼ける。
真冬のガンガン焚いている時には、なかなか炉内調理はできないけれども、春の気配を感じて暖かくなってくる時期は、薪ストーブの火を落とすことも出てくる。そんな時にやってみると、美味しく魚を食べられる。スーパーで買ってきた干物が、高級料亭の味になる。
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