薪ストーブを快適に使うには、薪の質の追求が一番大切だ。
【ポイント1】庇(ひさし)
薪棚を作成する時に薪を置く棚のスペースぎりぎりの屋根をつけてしまいがちだ。そうすると、雨が垂れて、保管した薪を濡らしてしまい、乾燥に悪影響を与える。全ての方向の庇(ひさし)の寸法を十分に確保するのが大切だ。最低でも300、できたら400ミリは確保したい。そのことで、雨や雪が薪に当たらなくなり、良質な薪となる。
【ポイント2】基礎
また、これは薪の乾燥とは直接は関係ないけど、地面から30センチ程度浮かすような棚を作成して地面からの湿気の影響を排除することだ。また、地震や強風で倒れないように、基礎もしっかりと作ることをお勧めする。

隣の家との境界線の塀を兼ねた巨大な薪棚
今回の東北ツアーで化粧板の取り付けのために訪問した山形のお家は、薪ストーブ設置工事の時には、まだ外部足場もかかっていて、外構もできていなかった。しかし、今回の訪問時には薪棚ができていた。工事の時にアドバイスした薪棚作成のポイントを盛り込んだ薪棚だった。

水上方向、側面方向もしっかりと庇を確保

もちろん水下側の庇も十分に確保

庇があると、薪が濡れなくて済む
また、これは薪棚とは関係ないが、薪についての話題なので、ついでに言及しておくと、メインで焚く薪の他にも、焚きつけ用に細割り、小割りも作成する方が良い。大量に小割りがあると、楽に早く焚きつけできて、快適だ。いきなり太い薪に火をつけようとしても、無理がある。

十分な焚きつけ用の細割りも準備済み
これだけ準備しておけば、いつでも気楽に簡単に焚きつけができる。
十分に乾燥した薪と、小割り、細割りの焚きつけ材があれば、快適な薪ストーブライフを送れる。
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