今回設置した機種はHeta ノルン ソープストーン+オーブンだ。
蓄熱性重視の重量級の薪ストーブなので、搬入時には内部のパーツや、天板のソープストーンを取り外してなるべく軽量化した。
以前の搬入時に、両サイドのソープストーンも取り外して、さらなる軽量化をしたこともあるけど、搬入後のソープストーンの取り付けをするのに、二人がかりで1時間位かかってしまったことがある。組み立ての時間と手間を考えると、取り外しはしない方が合理的だと判断した。ソープストーンを底部で固定する金具の突起にソープストーンの凹み部分を入れ込むるのが、とても大変なのだ。
設置位置が確定したら、搬入時に軽量化のため取り外したパーツを、順次組み立てていく。
気をつけなければいけないのが、天板のソープストーンはかなり重いので、脱着の作業を一人で無理に頑張ってやりやらないことだ。左右から二人で持って、優しくやらないと、本体と石をぶつけて、ソープストーンを傷つけるリスクが非常に高い。こちらも両サイドのソープストーンと同じく、本体の突起とソープストーン底部の凹み部分を合わせて、はめ込んでやることで定位置に納まる。
過去にも、複数台のこの機種の設置経験があるので、かなりスムーズに組み立て作業は進んだ。一点だけ、煙突の口元部分の化粧カバーが、取り扱い説明書と同梱されて目の見えるところになかったため、そちらをつけてない状態で煙突を接続してしまい、一度取り付けた煙突を再び取り外してから、再度付け直すということになったけど、それは大きな問題ではないだろう。
今回の設置工事の時にはお客様の立ち合いもあり、普段なかなか撮れない貴重な作業中の自分の写真をいただいた。
薪ストーブの設置するときには、普段通り、煙突の最下端の芯から下げ振りを垂らして、薪ストーブの口元の中心と一致させるように位置を合わせた。その後で背面の壁面に平行になるように向きを調整した。この方法を取ると、煙突がスムーズに接続できて、煙突接続時の本体の位置の微調整が不要になる。
重量級の薪ストーブなので後から設置位置を修正するのは大変なので、煙突芯の位置決めはかなり重要な作業だ。慎重に妥協しないで設置位置を決める。
この機種の外気導入の方法で、自分なりに考えた方法を採用した。それは明日の記事で詳しく紹介しよう。
重厚すぎるクラシックスタイルでもなく、すっきりし過ぎのモダンタイプでもなく、良い感じで部屋の雰囲気にマッチした設置ができた。お客様にもご満足いただけたようで、とてもうれしい。
施主さんは薪ストーブだけでなく、家造り全体をブログ記事にまとめられているので、紹介しよう。そちらも併せて読むと、これまでの経緯がより詳しく解ると思う。
秋に取り扱い説明、火入れに行くのが、とても楽しみだ。
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コメント
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薪焚亭さま;
ありがとうございます。
はい。その通りです。工事の進捗が予定より遅れて、こうなりました。
保管料はかかりますが、仕方ないですねぇ。