薪ストーブの寿命についてだけど、生産国や品質、そして使い方によって大きく違うので、一概には言えないという前提条件があるけど、欧米の高級機と言われる機種でも20年位が一般的だ。中国製のローコストの製品だと8年位が一般的だと思う。
それ以上経過した薪ストーブを修理するのは、メーカーが既に補修用のパーツを生産していなかったり、仮に補修用パーツがあったとしても、修理するのはかなり割高になってしまう。「親の形見だからいくら修理代にいくらかかっても良い」という場合は対応するけど、新品の薪ストーブが買えてしまう位かかることもあるので、修理するのは、あまり現実的な選択肢ではないと思う。

既存薪ストーブの撤去
今回も、壊れて使えなくなった薪ストーブの相談があったので、見てきたら、そういう状態だったので、新品と入れ替える提案をした。

内部を確認してみる

炉内パーツはボロボロに崩れ落ちている

触媒も灰で完全に詰まって機能しなくなっている

変形して修復不可能
入れ替えの場合の予算は「新品の薪ストーブの定価だけ」で済むと思っている人もいるかもしれないけど、それは大きな誤解だ。
メーカーから店へ届ける場合に、まず送料が発生するし、店から現場までの送料も発生する。また、既存薪ストーブの搬出、撤去、新しい薪ストーブの搬入、そして煙突接続の工事も必要になる。入れ替えの際は、既存煙突が、「直径が合わない」「高さが合わない」「外れない」などでそのまま使えなく、煙突も入れ替える必要があるケースも多い。
薪ストーブ業者に依頼する場合は、新品の薪ストーブの定価+消費税+α程度の予算感で考えておく必要がある。
もちろん、ホンマ製作所の薪ストーブを通販で購入して、西濃運輸の営業所に引き取りに行って、搬出、搬入、そして煙突接続まで全部自分でDIYで処理できるという場合には、低予算でいけるので頑張って欲しい。
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