平屋の建物のコーナー部分の薪ストーブ設置は煙突高さが稼げないし、壁出しすると折れ曲がり部分があってドラフト面で、燃え方がまどろっこしくなる。
薪ストーブは「煙突がエンジン」なので、どれだけ煙突高さを稼ぎ、なおかつ、抵抗なく真っすぐに立ち上げるのかで、燃焼性能が決まってくる。
平屋住宅でも建物のコーナー部分に薪ストーブを設置しないで、屋根の高い棟付近に煙突が来るよう位置に薪ストーブを設置して、屋根にチムニーを作成して、煙突高さをしっかり稼ぐと、同じ薪ストーブでも全然違う燃え方となる。先日紹介した同じ機種のアスペクト8の壁出しプランと比較すると、屋根抜きでは体感上では倍位早く立ち上がるイメージだ。

平屋で煙突屋根出しでチムニー施工の現場
薪ストーブの性能を引き出すことを最優先した設置現場

細割り中心で焚きつけ開始
建物のオーナーさんが別荘として楽しんだ後に「薪ストーブのある賃貸住宅」として貸し出すことになり、入居者さんへのレクチャーをお願いしたいということで、アポを取って行ってきた。この場所では二度目のレクチャーだ。(初回のオーナーさんへのレクチャーの様子は以下の記事)

見る見るうちに燃え広がっていく
既にオーナーさんが使っていた薪棚、薪、キンクラが、そのまま現場にあったので、それらの使い方を軽く説明してから、実際の火入れレクチャーとなった。

焚きつけが熾火になったら中割り追加

追加薪にもスムーズに炎が回る
屋根抜きストレートの煙突で良好なドラフトなので、非常にスムーズに燃えて、何のストレスもない。本来の薪ストーブの能力を発揮させると、こういう感じという典型的な燃え方となった。
平屋の建物のコーナー設定で、煙突壁出しでドラフトが弱いと「なかなか薪に炎が回らない」「温度上昇が遅い」「追加薪の時に室内側に煙が逆流する」などのストレスがたまって、まどろっこしいのだ。
もちろん、「設置場所を既存の間取りのままでリビングの隅に薪ストーブを設置したい」「極力コストを削減したい」などの理由で、建物のコーナー設置で煙突を壁出しせざるを得ない場合もある。
その場合は;
1.細目の焚きつけ材を大量に使う
2.上から着火方式で途中での追加薪を極力少なくして扉の開閉を減らす
3.しっかりと熾火になるまで薪の追加を待つ
3.極力乾燥した薪を使う
などの対策を取って回避すると良いだろう。
現状の間取りやレイアウトを極力維持しつつ薪ストーブを設置して、弱いドラフトに対してこのような回避策を取るか、あるいは大胆に間取りやレイアウト変更して、理想的な薪ストーブの燃焼を得るための煙突プランを取るかは、施主さんの考え方次第だ。どちらの希望に対しても、柔軟に対応している。
こちらの現場は、複数の薪ストーブ設置場所の提案をして、一長一短を説明して理想的な場所に薪ストーブを設置するプランとなった。(建物の隅のコーナー部分の選択肢もあった)

白ワインを堪能しながらのレクチャー
たまたま、このレクチャーの時に入居者さんがZOOM飲み会も同時に参加中で、薪ストーブの火入れを背景にしながらの楽しい時間だった。

楽しいひと時が過ぎていく
さらにこのワインのブドウ生産のお手伝いをしている人と、薪ストーブの仕事を手伝ってくれている友人が知り合いという偶然があって、ZOOM飲み会の時に、とても盛り上がった。
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