住宅地での薪ストーブの煙突の煙への苦情

煙の向こう側の景色が見えなくなるほどの白い煙というのは、二つある。一つは空気を絞りすぎて炎が消えて燻してしまい炭焼き状態になっている時だ。この時はちゃんと空気を十分の送り込んでやれば臭いも煙もあまり気にならないと思う。二つ目は湿った薪で炉内の温度が上がらない場合だ。これはもういかんともしがたい。何をやっても煙いし臭いしどうしようもない。乾いた良質な薪を利用する以外に対策はない。

十分に乾燥した薪を豪快に高温で燃やして、細心の注意を払って煙や臭いをなるべく出さないように気をつければ、薪ストーブの煙突からの煙はほとんど気づかないくらいのレベルだ。それでも焚き付け時とか、高温時でも巨大な株を入れた直後などは写真のように青白い煙が出ることもある。臭いや煙を常に全くゼロにすることは不可能だ。

住宅地ではほとんど気にならないようなレベルの排煙でも苦情をつけられるケースもあるらしい。

住宅密集地で薪ストーブを焚くには上記のような焚き方に気をつける他にも、導入前に隣近所の高気密高断熱住宅で24時間換気システムの空気取り入れ換気扇が煙突設置場所の近くにないか、それらの場所や近所の家の窓から十分に高い場所に煙突の先が設定されるかなど事前に十分な検証をする必要がある。それらの場所からは10メートル以上の水平距離を確保して、なおかつ半径数十メートルに渡って煙突のトップより高い場所に窓や空気取り入れ口がないことを確認したい。それらが満たされない場合はきちんと焚いても苦情が出る可能性が高い。

また煙の問題がクリアされても、火災が心配とかでの心理的な抵抗感を持たれてしまうこともあるらしい。石油ストーブや電気ストーブだって使い方を誤れば火災のリスクはあるわけで、薪ストーブだけを火災の原因と決め付けてしまうのは合理的ではないと思う。

また、燃料として自宅の敷地内に積んである原木や薪が「景観を損なう」「威圧感がある」「放火の心配がある」などでのクレームをつけられるということもあるらしい。そこまで来るとイチャモンをつけられているような状態だと思うが、無視するわけにもいかずに大変だと思う。実際にやってみると解ると思うが、なかなか太い薪にすぐに火がつくようなこともなく、まして原木なんてつけようと思ってもなかなかつかないものだ。

幸い私のところは多少煙をあげても、圧倒的な量の薪を積み上げていても苦情がくることのない環境にあるが、住宅地で薪ストーブを焚いている人はいろいろな苦労があるようだ。

最近、原油高騰、石油高騰、灯油高騰の影響でマスコミで薪ストーブが取り上げられて興味を持っている人も多いと思うが、安易に導入すると後悔することになるので、きちんと検討してからにすることをお勧めする。

かわはら薪ストーブは全国

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする