薪ストーブが完全に冷え切った状態からの焚きつけの様子。専用の着火材やガスバーナーなどを使わなくても、上手にやればマッチ一本、ライターのみでも点火できる。
■一枚目の写真
空気取り入れ口は事前に全て全開にしておく。
中割りの薪を土台にして、小割りの薪を井桁に組む。その上に中割りの薪を山のような形になるように立てかけて、中の空間には新聞紙、杉の葉などを適当に入れてセット。
■二枚目の写真
そこに千切った新聞に火をつけて薪ストーブの中へ入れてやる。すぐに火がつく。
■三枚目の写真
1分ほどで新聞紙や杉の葉が燃え尽きるが、その時には小割りの薪に火がつきはじめる。一瞬見ため上は炎の勢いが弱くなるが、小割りの薪に火がついていれば確実に少しずつ炎は育っていく。必要以上に扉を開くと室内側に煙が漏れてくるので扉は1センチくらいだけ開いておく。そのくらいだと煙は漏れずに燃焼に必要な空気が隙間から送り込まれて良好な燃焼を促してくれる。
■四枚目の写真
点火してから5分後の炉内の様子。最初に組んだ薪の入り口側の方は完全に燃えているが、まだ奥の方には火が回っていない。扉は5ミリくらい開放させたまま空気を送り続けてやれば焚きつけ時もあまり目立つ煙は煙突から出ない。炎の勢いや薪の燃え具合を見ながら少しづつ追加で中割りの薪を入れていく。
30分ほどで薪ストーブの表面温度は250℃くらいで安定するので、先ほどまで5ミリほど開いて空気を送り込んでいた扉を完全に閉めて、必要に応じて空気取り入れ口も絞っていく。上手くやればこの状態までガラスはほとんど煤けることもなくきれいな状態を保っている。