※写真は『2009忘年会薪集めツアーin千葉(富里)』の現場近くからの本日夕方に撮影。昨日に引き続いて、大晦日にも二往復して回収してきた。作業後の帰り道の光景だ。「今年は中国へも何度も行って飛行機もたくさん乗ったな~」と思いつつシャッターを押した。成田空港へ着陸する直前の飛行機と月を一緒に構図に入れることができてラッキーだった。2009年の締めくくりにふさわしい写真が撮れた。
初年度(2006年)
「裏山の倒木を拾ってくれば燃料代もかからないだろう」
「木なんて何でも同じようにボーボー燃えるだけで同じだろう」
「木なんて何でも同じようにボーボー燃えるだけで同じだろう」
こんな気持ちで、右も左も判らない状態で、手探りで使い始めた薪ストーブ。
導入に先立って薪ストーブ屋さんに見積もりしたら100万円コースだった。とてもそんな予算はない。自作でやればホームセンターで本体3万円+自作二重煙突10万円+炉台+チェーンソー+斧とフルセットで揃えても20万円でおさまる。これならば数年分の灯油代ですぐに回収できると考えた。実際に自分の身で体験しないと納得しない私は事前に色々調べて導入したけど鵜呑みにしないで「使えなければ撤去してしまえ」といつでも撤去できるような仮設工事だ。(結局、快適でそのまま4シーズン使い続けている)
最初は生木の燃えなさに愕然とした。焚き火ならば強引に燃やせるのに薪ストーブでは、不思議と燃えない。煤だらけ、煙突も詰まる。そして数年分あると思って用意した薪は数週間でなくなってしまい、あまりの薪の消費量にびっくりした。とりあえず初年度は乾燥薪を薪を買いに走った。それと同時に来年度の薪集めをする必要性を痛感したので、気合を入れて2年分を確保した。
2シーズン目(2007年)
自分で集めた広葉樹の燃え方に感動した。そして本来の薪ストーブとはどういうものなのかを実感した。同時に色々なメーカーの欧米製の高級薪ストーブを実際に使われている現場に積極的に見に行って、構造や仕組みや、本来の性能と現実の使われ方の実態を知った。そして薪ストーブのメーカーや機能の違いよりも、使いこなしや焚き方の方がはるかに重要だと実感した。3シーズン目(2008年)
理想的と言われる2年乾燥薪をようやく自分で使えるようになった。一人で薪集めするのも限界があるので、仲間を集めて薪集めの現場情報を共有していく。3シーズン使って、ようやく「自由自在に炎をコントロールできる」という自信がついてきた。自分の経験を伝えて人の役に立てるようになってきた。普通の薪ストーブ屋さんのように100万円コースの工事をやるわけでないので儲かりはしないけど、ユーザー同士の横のつながりが広がっていくのを感じている。

