これはカナダのメーカー製の二重断熱煙突だ。断面の内部構造が観察しやすいモデルだ。外側と内側のステンレス管の間に断熱材が充填されて、なおかつ溶接で金具で外側と内側が固定されている。
薪ストーブの煙突はシングルだと煙が冷却されて内部に煤が付着しやすくなるし、煙突の表面温度が高くなり、建物の木部に近づけると火災の危険が出てくる。
上記の問題をクリアするためには二重断熱煙突しかない。
二重断熱煙突も海外製では色んな選択肢がある。三重断熱煙突さえあるし、太さも直径30センチクラスのものまで幅広い。日本で買うと輸入コスト、販売コストが上乗せされていて、海外で売られている価格の2倍から3倍の値段になってしまうし、選択肢もあまりない。
日本製のものはあまりみかけないし、以下の「私のおすすめ」のように、あっても輸入品に合わせた強気の値段設定となっている。
厨房機器の施工店などに相談すればスパイラルダクトを組み合わせて、断熱煙突をオーダーメードで作ってもらうこともできると思う。それでも薪ストーブ屋さんに煙突を施工してもらうより安上がりだろう。
私の場合は究極のローコストを目指して、ホームセンターで売っている市販の直径の異なる煙突を組み合わせて、間に断熱材を充填してDIYで二重断熱煙突を作ってみたが、それで十分に満足いく性能を得ている。