ダッチオーブン炉内に投入

私は天板の上でダッチオーブンを使うことの方が多い。匂いや音を直接チェックできるので失敗が少ないし、いちいち炉内に入れたり出したりするのが面倒だからだ。天板の上だと、だいたい30分程度で完成する。

今日は仕事が休みでちょっと時間ができたので、手間をかけて、久しぶりに炉内に放り込んでみることにした。冷蔵庫の余りものの肉や野菜を適当に入れて塩コショウして下ごしらえしてから、炉内に入れた。

あまり長時間入れておくと素材が焦げてしまうのが予測できるので、炉内には15分程度だけ入れる。出した直後に放射温度計で測定したら素材が入っている鍋の下の方が温度が低く130℃程度、素材に触れていない天板部分が200℃オーバーとなかなか良い温度分布だった。

火から出しても中からまだ水分が煮立っている音がして香ばしい匂いがそれほど出ていないので、その後10分程度天板の上で加熱を続ける。この時点で中をちょっと確認するが、まだもう少し野菜の透明感が足りない。そこで天板から降ろしてからさらに5分程度蒸らす。トータルの加熱時間は天板の上とほとんど変わらない30分程度だ。

ドキドキワクワクの蓋を開ける瞬間だ。このとき注意したいことは、必ず皮手袋をして、なおかつタオルなどで取ってを持ち上げることだ。私は油断してタオルを素手で持ち、取っ手を持ち上げたら中から吹き上げてきた蒸気で指に軽い火傷を負ってしまった。皮手袋だけでもダッチオーブンが冷えていれば大丈夫だが、炉内から出した直後だと火傷をするから気をつけよう。

ほぼ理想的な状態の出来栄えだった。天板の上だけで作った場合より、少しだけ固めの仕上がりだ。初期の加熱が強く素材の水分での煮込みの時間が短いからだろう。もう少し蒸らし時間を長く10分程度取れば、さらにマイルドな味になったと思う。

ダッチオーブンで肉野菜の蒸し焼きは、油を使わなくてヘルシーだ。そして茹でたものとも違って水っぽさがなくてサッパリしていて野菜の甘みが出て、素材のハーモニーが絶妙で美味だ。素材の旨みが茹でたお湯に逃げ出さずに鍋の中で凝縮されるからであろう。そして何よりも、ほとんど手間要らずというのもありがたい。ボコボコ素材を入れて適当に塩コショウして、30分程度放置して加熱するだけで出来上がってしまうので、手軽に誰にでもできる。

これからダッチオーブンを買うならば「私のおすすめ」のコンボクッカーがお勧めだ。これは蓋の部分がスキレット(フライパン)としても使えるので、幅広く色々な調理が楽しめる。



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