とりあえず昨日は640CB/768CBをトップレス状態にしたので、いよいよ今日は下半身に迫ってみる。
640CB/760CBの炉の底の部分は平らではなく網目状の凹みが大量にある。灰の撤去の時にもこの凹みに灰が残るようになって、断熱材代わりになり、熾き火の持ちも良くなるような設計になっている。灰の残量をどのくらいとあまり深く考えなくても誰でも最低限必要な量が残るようになっている。
そしてこの網目状の炉の底の部分は固定されているわけではなく、上に持ち上げるだけで簡単に取り外すことができる。シーズンオフのメンテナンスの際には灰を炉内に残しておくと湿気を呼び込んで錆びのもとだけど、このパーツを取り外して屋外でひっくり返して刷毛で掃除すればすぐに完璧に綺麗にすることができる。このようにユーザーでも簡単に行えるというメンテナンス性の良さは特筆できる。鋳物の精度が良いのできちんとパーツごとに分解、そして組み立てできるようになっているのだ。
パーツを取り外すと炉の下の部分は灰受け皿が納まる部屋だけど、この部分が丸見えになる。左側の下部に空気取り入れ用の四角い孔が鋳物開いているのが確認できる。
その孔を覗き込むと、外側に空気調整の弁が見える。これが一次燃焼用の空気の取り入れ口だ。本体前面左側の空気調整レバーとこの弁が直結していてレバーを動かすと、弁が動くのでメンテナンスの際にチェックしてみると面白いと思う。