チェーンソーで玉切り作業していて、刃先から火花が散ることがある。原因は運悪く木の皮や内部に付着している石や針金に刃先が当たってしまったり、刃先が地面に当たってしまって石や砂に接触したりするのが、よくあるケースだ。
何度か経験すると石、砂や針金にはかなり気をつけるようになるが、梨の木の玉切り作業の際に心の片隅に入れておきたいことがある。農家で管理されていた果樹の場合には針金で固定されていて、その残骸が木の内側に食い込んでいたり、下の写真のように腐りの防止のため樹皮の溝のところをコンクリートで埋めているようなケースもある。
こうして針金、石、コンクリートなどに回転中の刃先が接触すると一瞬でその刃は全く切れなくなる。そして、ちょっと目立てしたくらいでは全然修正できなくなる。見た目があまりひどいことになっていないので、簡単に復活できるような気がするかもしれないけど、実際にはそうはいかない。どうしてもその刃を使う場合には全ての刃を2-3ミリくらい削り取って元の形状に戻してやれば復活するかもしれないけど、その場合はヤスリを何本も消費して目立て作業だけで、みっちりと2時間くらいかかることを覚悟しよう。この場合は新しい刃に交換してしまった方が良いと思う。