薪ストーブを長時間焚き続けていると、やがて炉内に大量の熾き火が溜まってくる。真冬であれば薪を追加してそのまま焚き続けるが、春が近いこの時期にはそうすると暑くなりすぎてしまう。そんな時には薪の投入を止めて薪ストーブの扉を開いて「暖炉」として使うのも良いものだ。熱が鋳物に吸収されたり、煙突から逃げていくことなく室内に出てきてくれて、最後までエネルギーを有効活用できる。
こんな時は炉内で魚や肉を焼くのにも最適な状態だ。ガンガン火が入っている時にはできないような炭火焼の炉内料理にも挑戦してみよう。五徳と金網があれば手軽にできる。このときには扉を閉めてやれば、煙は煙突から出て行くので室内側には全く出てこない。