五右衛門風呂(薪風呂)の修正

里山の森林再生+薪集め=?」の会場に五右衛門風呂を設置した記事に「建物中の木部が焦げているのでは?」というコメントを先日いただいたが、これは焦げではなく、単に焚き口から煙や煤が舞い上がってきて付着しただけで熱的には全く問題ないことは確認できているのだが、煙が進入したり煤が付着しないに越したことはない。

対策のために、焚き口の上にヒートシールド兼排煙用のダクトを設置して室内側に煙や煤が入ってこないように修正した。これで、この部分から煙が入ってきたり、煤が付着することは完全に防げるようになった。ちなみに内側からこの部分の周辺を触っても全く熱さを感じないことは言うまでもない。

それに関連してだが、バンバン豪快に焚くと、この部分とは別に、焚き口の反対側や横の浴槽と断熱用の大谷石の隙間からは、若干の火の粉や煙が室内側に舞い上がることもある。もちろん火災の危険があるほどのものではない。そもそも五右衛門風呂なのだから、そんなことにはビビらずに湯煙と一緒に、本物の煙や火の粉を楽しむくらいの余裕が欲しいところだ。

お風呂を入れる前にホースで水を引っ張ってくるのだが、浴槽に満タンに水を入れるのに30分程度かかる。そして火を焚き始めてからお湯がそれなりに温まってくるまでは、60分程度の時間を要する。適温になったら保温のために熾き火で揺ら揺らと弱火を保つのが望ましい。入る2時間程度前からお風呂の用意する必要があることは頭に入れておいて欲しい。

五右衛門風呂を焚くと、お風呂のお湯を適温にするのに、どのくらいの薪の量が必要になり、どのくらいのエネルギーを使っているのかというのをリアルに体感することができる。






かわはら薪ストーブは全国

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする