ここのところ薪ストーブもだいぶ火が入ることも少なくなってきた。今シーズンは12月まで中国製の鋳物の薪ストーブを使用して、その後で欧米製の薪ストーブに入れ替えて両方を自宅で使うという機会に恵まれた。
そこで今シーズンを振り返って、中国製の薪ストーブと欧米製の薪ストーブの違いを考えてみた。
ドブレはこのように富士山みたいに薪を組んで上に火をつければ、安定燃焼まで放置可能
一番大きく感じたのは点火のしやすさの違いだ。中国製は点火が難しくてテクニックがいる。焚きつけ用の細い薪を大量に用意して上手に焚かないと消えてしまうこともある。安定燃焼するまではコマメに薪をくべたり、火のお世話をする必要がある。一方、欧米製はとてもラクだ。焚きつけ用の細い薪も最低限で、最初に火をつけたらそのまま放置しても安定燃焼してくれる。
それから煙突への煤の付着の量も違う。中国製の場合は二重断熱煙突を使っていても2ヶ月に一回程度煙突掃除をしないと燃え方がイマイチになってきたけど、欧米製の場合は6ヶ月使い続けても、まだ煙突掃除の必要を感じない。同じ2年乾燥の良質の広葉樹の薪を使い、ガンガン高温で上手に焚いてと使用の条件はほぼ同じように使っていても煤の量が違うというのは明らかだった。
一般的に言われているように「中国製は暖かくない」とかいうことはない。中国製でも十分に暖かい。ただし、使いこなしがちょっと難しい。
それから中国製は煙突への煤の付着量が多いからといって「白い煙がモクモク」ということもない。上手に焚けば無色透明のユラユラとした排気になることも、同じだ。欧米製だって上手に焚かないと「白い煙がモクモク」ということになる。
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