ウォーターフォード社のアッシリング(ホーロー青)に火入れ

アース・リー山武店に展示していたアイルランド製のウォーターフォード社のアッシリングをお客様宅へ搬入して設置工事してきた。総重量200キロの重量級の大型ストーブなので、バラせる部品は一通りバラして、なるべく軽くするが、それでも重かった。この重さが蓄熱につながるわけだ。
先日の薪ストーブ体験イベントにご来店いただいたお客様で、当日即決となった。
設置後の火入れの時に「イベントの時のピザは地元のピザ専門店より美味かった」と何度も言われた。お世辞かもしれないけど、うれしいものだ。ピザの作り方のコツを奥様にお伝えしてきた。
一通りパーツをバラす
古い薪ストーブとの入れ替えのため、炉台周りは前回の他社での工事をそのまま利用
左後ろのカーテンが気になるけど、熱の伝わり方は問題ないレベルだった
煙突は室内側のみ新調で、貫通部分から外は従来のもの
お店の展示してある時には煙突に接続していなかったので火を入れることはなかったけど、お客様宅で火が入って生き生きと活躍している様子を見るのは、うれしい。優雅でゆったりした、綺麗な炎だ。
ここのところ、暖かい日が続いていたが、設置工事の日には適度に冷え込んでくれて、薪ストーブのありがたみが実感できた。まだまだ今シーズンに稼動するだろう。
青白い炎と、青のホーローの色合いが綺麗
そのまま雑誌の表紙にできるほどの美しさ
クッキングプレートではヤカンの蓋が飛ぶほどの勢いでボコボコお湯が沸騰
まるでマグマのような湧き方で、恐るべき熱の伝わり方
餃子でも目玉焼きでもたいていの料理は楽勝だろう
クッキングプレートへの熱の伝わり方の秘密
裏面のフィン(ひれ)を、炎がなめながら通過する構造
アメリカ製の「料理が得意」という薪ストーブとは次元の違う性能
18世紀に西ヨーロッパの貿易港として栄えたアイルランドの港町のウォーターフォードの町名からのメーカー名だ。この町で200年以上鋳物のキッチン用品を作ってきた歴史と伝統のある会社だ。もともとアイルランドは世界的に見ても良質な鋳鉄の生産地なのだ。この鋳鉄をふんだんに使ったシンプルで重厚な薪ストーブが「アッシリング」だ。炉内上部のバッフル板と一体化した二次燃焼噴出し口からのクリーンバーンシステムで高い燃焼効率とクリーンな排気を実現している。
アッシリングは、大型で暖房能力に優れているだけでなく、優雅で綺麗な炎、天板でバリバリ料理できるなど三拍子揃った素晴らしい薪ストーブだ。寒いアイルランド製らしさが出ている。シンプルな構造で、故障も少なく、空気調整も正面の一箇所のレバーのみで、初心者にも簡単で使いやすい。
山武店の展示は、ホーロー青→黒の鋳物に変更
青のホーローは完売となったので、残りはオシャレで情熱的な赤のホーローと、黒の鋳物の各1台の現品限りだ。倉庫に眠っていた黒の鋳物はアース・リー山武店に展示して、赤は本店(千葉県香取市)に展示してあるので、実物が見たい方は見に来て欲しい。

かわはら薪ストーブは全国

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