今日のNHKの朝の『あさイチ』という情報番組で薪ストーブやペレットの話題が取り上げられた。
「高級機ならば煙や臭いが出ない」とか「薪ストーブの表面に触っても火傷しない」等レポーターが言い切ってしまっていて、けっこう嘘や突っ込みどころが多かった。薪ストーブやペレットストーブのことを全く知らない人に魅力だけを伝える方向での編集方針だったようだが、ちょっと問題があるように感じた。
【機種の違いではなく上手に焚けば煙は出ない】とか【火傷しない機種もある】というような正確な情報を付加しないところに恣意的なものを感じてしまった。今回の取材先の薪ストーブ店で正しい情報を提供してないことやディレクターやレポーターの勉強不足が番組のバイアスの原因であろう。ちなみにその販売店の社員がやっているブログの記事でも「自社で設置したヨツールF400というノルウェー製の薪ストーブから煙や煤を出して近所迷惑になっていた」とあるので、正しい使い方をしないと北欧の高級機でもNGなのは明らかなのだけど・・・。
公共放送であるNHKだから、複数のソースを取材して裏づけを取ってから正しい情報を発信して欲しいと思うが現実はかなり安易な取材だけで行われているのだろう。けっこうテレビの影響力は大きいから、誤った認識が広がらないように願うけど、手遅れだろう。