私のブログを熟読してくれての設置レポートをいただいた。青い字の部分がNさんによるもの。本人の了解のもとに掲載して、その後ろの赤い文字の部分が、それに対する私のコメントだ。
・煙突
川原さんが常日頃煙突は二重煙突にするべきだと言われているので、室内もすべて
二重煙突にしています。これについてはシングルと比較したことがないので、どの位
効果があるか分かりません・・・
吹き抜けの室内側をシングル煙突にする施工事例はよくありますが、これはコスト削減のためだけで、良いことはあまりないです。
シングルと比較すれば違いは歴然です。私は、仕事柄「同じ薪ストーブの機種で、薪の状態や焚き方も問題なくほぼ同じ条件で焚いている」という場合で煙突仕様の違いでの、煤の量を見ることがありますけど、付着量が明らかに違います。
燃焼状態もドラフトの強弱により扱いやすさや燃費がが違ってきますので、口元からのオール二重断熱煙突での選択で間違えないと思います。
コメント
この方の報告を見ると私も
川原さんの言われる通り、
あらためて二重煙突にしようと
気持ちが引き締まります!
年末よろしくお願いいたします。
川原さん
二重煙突の有利な点のご説明ありがとうございました。
一つ質問なのですが、ストーブ設置にあたり二重煙突の施工例を
ネットでたくさん見ましたが、私のようにストーブの口元から二重煙突に
している例は比較的少なく、そのほとんどがストーブの口元はシングルで、
そしてその10~30センチくらい上から二重煙突にしているのが多いようですが、
何か理由があるのでしょうか?
私の場合、ストーブの口元から1メータ長の二重煙突、その上に収縮用の
アダプターというような順番になっていますが、この辺りの組み合わせの話を
していただければ幸いです。
林さま:
二重断熱煙突にすれば、色々な点で安心かつ快適です。
ベストの施工をしますので、こちらこそ、よろしくお願いします。快適な薪ストーブライフの実現楽しみにしています。
ブログ読者のNさま:
口元に短いシングルの施工は単に、きっちり二重断熱煙突の長さを揃えられなかったから、シングルの口元で調整しているというパターンだと思います。10-30cm位の二重断熱煙突を用意していなかっただけということだと思いますよ。
その順番で煙突がついているのは、伸縮スライドの二重断熱煙突を動かすと、下の部分に出っ張りが生じるので、口元と干渉するからです。下が同じメーカーの二重断熱煙突だとその出っ張りが吸収されて干渉しないためです。