今回の薪ストーブ設置工事は、既存のドブレの薪ストーブユーザーのお客様からの紹介だったので、工事完了くらいの時間帯に、その方も遊びに来ていた。
私が道具の後片付けをしている間に、お土産として持参した焚きつけや薪で、火を入れて既に焚付けレクチャーをしてくれていた。700SLとは違う機種のユーザーさんだけど、さすがに既存のユーザーだけあって、上手に焚付けていて、全く言うことなし状態だった。(外で見ていて、薄っすらとした煙だったので問題ないと判断できた)
道具の片付けを終えて、室内に入った時の状態
焚付け後30分程度で、その場に合流して、引き続き使用方法の説明をした。普段の焚付け時からのレクチャーと流れが違うのでちょっとペース配分に戸惑ったけれども、薪の追加投入の仕方、空気調整の仕方などを実際に温度を上げて二次燃焼でゆっくり燃える状態まで実演した。その間にも、手入れの仕方、必要な道具、使う薪の注意などじっくりと時間をかけた。
私の場合、設置工事後に「火入れ式」や「ナラシ」と称してバタバタと火を入れて速攻で帰っていくようなことだけは絶対にしないように心がけている。火災防止に神がかりは不要で煙道火災を起こさない正しい使い方で得られるものだし、薪ストーブの長寿命はおっかなびっくり腫れ物を扱うように使うのではなく正しいメンテナンスで得られるものだからだ。
慣れていると当たり前のことでも、初心者にとっては知らないことばかりなので、この導入段階で正しい使い方を知ってもらうことは、今後の長い薪ストーブライフに当たって重要なことだ。おっかなびっくり使って煙を出してしまって、近所から苦情をもらってしまうようなトラウマは味わって欲しくないので、設置工事で疲れていたとしても、忙しくて次の予定が立て込んでいたとしても、この取り扱い説明は、きっちりと行っている。薪を入れる量やタイミング、適切な炎の勢いなどは、言葉や文字で説明するだけでは、解らないからだ。たいていの場合「そんなにたくさん薪を入れるのですか!?」と驚かれる。
チビチビと低温で焚いて煙や煤を大量発生させているユーザーが多いことは、他社で施工で私への煙突掃除のメンテナンスだけの依頼時に感じるけど、私が取り扱い説明をしたユーザーに関しては、そういう問題は起きてない。函館の薪ストーブ屋さんのファイヤピットさんも書いているけど、触媒機ユーザーで乾燥した楢薪を使っているユーザーの煙突が詰まっているケースが多いというのは私も同感だ。正しく使わないと、いくら高性能な機種でも、煙と煤を大量発生させるのだ。
個人の自営として、一対一でお客様と接しているので、現場確認から、お客様との打ち合わせ、そして施工、メンテナンスやアフターサービスに到るまで一貫して、一人の同じ担当者として接することができる。営業担当と施工担当が違わないメリットを最大限に生かして、親身にお客様と接していきたいと思っている。
お客様の手作りのDIYの炉台、炉壁/左側に薪ストーブ本体をオフセットさせてサイドローディング側を広く使えるようにしている
吹き抜けの大空間なので、スライド煙突が接続される、一本上の煙突の最下部に一点支持のサポート部材を配置して壁面に固定した。チムニー内の上部で2箇所、煙突下部で1箇所と合計三箇所での煙突支持でがっちり安心感のある煙突固定ができた。(フラッシングで野地板のみでのサポートだと煙突がぐらついて不安定)
万一の地震の時も薪ストーブのブレ(移動)も最小限にとどまるだろう。
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コメント
地震でふと気になったことがあります。
どうもキャンピングカーなんかに積む時の固定用の足だと思うのですが。
だとすると、日本だと、その足をデフォルトで使ったほうが良さげですね。
single02さま:
早く実物を見てみたいものです!
モバイル足で炉台に固定すれば完璧ですね。