非常にレアで珍しい薪ストーブに触れる機会に恵まれた。
「別荘を買ったら、薪ストーブが家に既についていた」というパターンで、使用前の安全点検や使えるかどうか、そして使える場合の暖房能力の評価のためのコンサルだ。
これは正しい判断で、他の案件で「家を買ったら薪ストーブがついていて、点検しないで使ったら、いきなり煙道火災になった」というケースを見たばかりだ。
それに薪ストーブの使い方を知らない素人がチョロ焚きしても、本来の薪ストーブの能力を発揮させることができずに、過少評価してしまうことになるだろう。
スキャンの薪ストーブでガラスがないタイプ。シンプルなデザインの鋼鈑製だ。炎を見て楽しむというわけにはいかない。純粋な暖房器具としての質実剛健なデザインが特徴の薪ストーブだ。
別荘で使用頻度が少なかったためもあるだろうけど、こんなに古いストーブが残っているなんて、びっくりだ。シンプルかつ壊れ難いという鋼鈑製の特徴を垣間見た気がした。
背面の壁一面が炉壁?(要確認)
設計士が入った別荘なので、きちんと背面の壁内がケイカル&鉄骨の不燃構造になっていれば問題ないが、もしそうでなく普通に木の間柱や石膏ボードの場合には対策が必要だ。近いうちにこの家の設計士さんと会って確認できるそうなので、これについては忘れないでチェックしてもらうようにした。
もし普通の内装壁の場合には、空気層を確保した上で、炉壁作成が必須とアドバイスした。後日床をカーペットからフローリングにリフォームして炉台も拡張するそうなので、その際に炉壁も同時に施工するのがお勧めだ。
ちょっと炉台がが狭い
扉のハンドル
空気調整のダイアル
扉は左右にスライドしての開閉式
この後、煙突の内部を確認して、必要に応じて煙突掃除をしてから、実際に焚いて、様子をチェックしてみることにする。
果たして、この薪ストーブは使えるのだろうか?それとも入れ替えとなってしまうのだろうか?
コメント
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最近、窓なしのストーブに興味津々です。
( ̄▽ ̄)
これ、扉が二重になっていて、取手が熱くならないようになってるんですかね?
その気づかい設計が素敵ですね。
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かなパパさま:
扉が二重になっているところ、良く気づきましたね。ヒートシールドで熱が強烈に外に伝わってこないようにガードされています。