軽井沢での薪ストーブメンテナス&煙突掃除の二件目。こちらはチラシを見てくれただけでなく、以前から私のブログも見てくれていたそうだ。それでドブレ760CBの導入となったそうだ。
もし、煙突工事&薪ストーブ設置工事も、私にご依頼いただけていれば、室内側も全部二重断熱煙突で提案したと思うのだけど、この現場の場合には貫通部分だけ二重断熱煙突で、室内側は全部シングル煙突での施工だった。
そのため煙突口元付近に結露して水滴が垂れてきた痕跡が残っていた。煙突の表面温度が室温より下がると、窓枠の結露と同じような理屈で発生する現象だ。外気にさらされる煙突内部の温度と室内側の煙突表面温度がほぼ一緒になっているので、仕方ない。
また、排気温度が冷えやすいので、乾燥不足の薪を焚いた場合などは煙に含まれる水蒸気分が結露して、木搾液として垂れてくるという現象も考えられる。
これらの症状は室内側も口元までオール二重断熱煙突にすることで回避できる。
煙突口元付近に水滴が垂れた痕跡が・・・
この部分は、汚れを研磨してストーブポリッシュで保護しておいた(放置しておくと錆びの原因となる)
煙突掃除は、基本通り、屋根の上に登り、トップを取り外して、上から下にブラシを挿入して煤を落とす
トップは地上に下ろして、ワイヤーブラシや刷毛を利用して清掃した
炉内のパーツは全部取り外して、屋外でメンテナンス(錆落とし、灰の除去、防錆油の塗布)
分解清掃できるので隅々まで綺麗にできるメンテナンス性の良さが特徴のドブレ
きっちりとできる限りのメンテナンスを施して、次回の火入れまで安心していられる状況となった。
コメント
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ご無沙汰しております。
我が家も記事のお宅と同様、室内シングル貫通部2重煙突ですが、記事に有るような結露と思われるような現象は今まで一度も生じていません。何が違うんでしょうね??
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薪焚太郎さま:
外気温、室内温度、湿度、気圧などの条件が、個別の環境によって、かなり違いがあるから、それによって、なりやすいケースと、全くならないケースがあるのかもしれないですね。
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豪雪エリアよりも外気温度は寒いので
マイナスになる時間が長ければ結露の量も比例します。
もうひとつ想像ですが、一番の違いは
焚いている時間が24時間のうちどのくらいの時間連続して焚くかで室内温度に影響される煙突内部温度も変わるのでは。
室内がマイナスにならなければ結露は当然しなかったりしませんかー
特に軽井沢の別荘は室内が常時マイナス温度になっています。
日常生活で連続使用してれば煙突温度は常に高温で結露出来ないし朝に成る頃
室内温度が下がっても結露はしない5℃~15℃位でしょ?
その違いでは?
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うさぎさま:
必ずしも、室内温度の問題だけではないのが実情です。
室内温度15-20℃でも、思いっきり結露しているのが千葉での実例です。
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空気中に含まれる湿度差が温度変化で起こるのが結露です。
15℃で結露するならば、100℃の空気中で余程高い湿度を含んだ空気でしょう。
つまり全然乾燥していない薪を焚いた時でしか15℃での結露はしない理屈になりませんか?
室内温度15℃で結露させるのは、そうしようと思ってもかなり難し芸当になると思います!
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寒いエリアでは冬の室内が0℃から15度差は普通にありえますが、15℃で結露する温度差はプラス15℃が必要で30℃になってしまいます。
部屋温を30℃まで上げるのはムリ。
そうしますと15℃で結露するためには
非乾燥薪を焚いているケ-スが考えられます。
http://www.hello-school.net/harorika018.htm
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うさぎさま:
現実には気温15℃でも結露します。気温だけでなく、その時の湿度が重要なポイントです。高い湿度の場合には、煙突の表面温度が10℃とかになれば結露が発生します。
結露するのは冬とは限りません。むしろ夏とか梅雨時などが多いです。
今回の事例は、乾燥していない薪を焚いている木搾液とは別の問題です。
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日本の夏は多湿でエリアによって多種多様な気象条件みたいですからね。
薪焚太郎さんの投稿記事を見て考察したつもりでしたが良く分かりませんで
申し訳ない。
もしかしたらドブレ760とヨツール500では、口元の設置位置と角度も違うので、ヨツールでは起きていても
煙突口元の結露が見えないのかも?
それか、湿気の多い軽井沢より湿度が低いのかも?
頭の体操みたいになってしまい、ごめんなさい。
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うさぎさま:
薪ストーブの置かれている環境は一件ごとに全て違いますから、一概にこうだという一般論が当てはまらないケースも多々あると思います。
発生している現場で、観察、考察しながら推測していくしかないですねぇ。