都内で薪ストーブを使っている家はたくさんあるけれども、本物の暖炉は珍しい。
新築住宅に薪ストーブを設置する案件があって、その打ち合わせで都内の設計事務所を訪問してびっくりした。薪を持って行って「火を入れて」とおねだりしたくなってしまった。
都内の設計事務所のエントランス
壁面には極太の二重断熱煙突
応接間にホンモノの暖炉が!
建築家が自分で設計した暖炉
色々質問しまくっていたら、設計図も出してきてくれて、見せてもらって、うれしかった。
単なる飾りではなく、たまに本当に焚いているそうだ
こういう開放型の暖炉は熱効率は良くないので、暖房としての機能は期待してはいけない。あくまで家の中で文字通りの焚火をして、雰囲気を楽しむものだ。お客様が来た時など、特別な時にだけ使っているそうだ。毎日使っているわけではないので、煙の問題も回避できているのだろう。
コメント
薪の燃え残りを見ても、燃え方は悪そう。
煙もそれなりに出ているんじゃぁないでしょうか?
単なる焚火に近いですから、薪を途中で動かしてやらないと、こうなりますねぇ。
放置しないで、最適な燃え方をするように、適当にいじってやるのがポイントです。
この壁の中に埋もれた感じなら、通常の高性能なビルトイン暖炉にしておいて、直接火を楽しみたいときだけ、ガラスを全開にしてやれば良いように思いますが、最初から開放型にした理由は何ですか?
山口透さま:
ビルトイン暖炉ではなくホンモノの暖炉を体験、制作してみたかったということだと思います。
実際に使わないと本当の意味で理解はできないので、プロの設計士としてのこだわりだと思います。
安易にお客のところに自邸で使ったこともないモノを導入するより、素晴らしいことだと思います。
素敵な暖炉ですね。
白壁が全く煤けていない所に関心します。
煙ゾー さま:
私も、そこに一番感動しました。
白い室内壁が煤で黒くなってもおかしくないのに、スムーズに煙突に排煙されているということですよね。