中型機と小型機を併用することによって
◆厳寒期には写真のように二台焚き
◆通常は中型機一台焚き
◆シーズン当初とシーズン終盤は小型機一台焚き
と求める暖房能力に応じて、合理的に必要なパワーを使い分けることができる。薪ストーブの本来の性能を100パーセント発揮させつつ、長期間に渡って焚き続けることができる。
薪ストーブは設計された本来の適切なパワーで使うことで効率良く燃焼する。薪ストーブに関しては大は小を兼ねない。大型機一台をチョロ焚きすると暖かくないだけではなく、煙や煤が大量発生する。完全燃焼させると強力な熱なので厳寒期以外は「暑すぎる」ということになる。
また小型機だけの場合はいくらガンガン焚いても出力に限界があるので、高気密高断熱の仕様の家でない場合には、厳寒期には対応できない。
そこで中型機と小型機を併用して必要なパワーを使い分ける方法が合理的だ。
暖房能力を状況によって柔軟に得られるというメリットの他に、炉内料理がやりやすくなることもある。一台だと厳寒期に炉内料理は厳しい。ガンガン燃やしている時には食材を炉内に入れられない。そういう時には、燃えている薪をもう一台に移動して、速攻で炉内調理できる状況が作れるのだ。
小型機との併用の場合は煙突を適切な煙道設計をすれば、同時燃焼OK
厳寒期には二台同時に焚けば、大型機1台以上のパワーを発揮する
薪ストーブを2台設置は、炉台の幅を1800ミリ以上確保すれば、十分に可能なプランとなる。新築住宅はもちろんだけど、既に導入してしまった家で「厳寒期のパワーがちょっと物足りない」という切実なニーズや、「早春、晩秋にも軽く焚きたい」という焚き火好き、炎好きな人のワガママにも対応できるちょっと贅沢な薪ストーブライフとなる。
煙突の配管をこの写真のように2台共用にすれば、単純な1台設置の倍の費用はかからない。もう一台の薪ストーブと、煙突分岐の追加費用だけで済む。
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