「まだ三寒四温で寒い時もあるので焚きたい」「梅雨に洗濯物を乾かすために焚く」みたいなヘビーユーザーもいるけれども、そうではない人も多いだろう。
「もう今シーズンは焚かない」という決断をしたら、速攻で煙突当時をすることをお勧めする。
煙突掃除を「シーズン終了後すぐにやる」のか、梅雨や夏は放置して、「次のシーズンに焚く直前にやる」のか議論の別れるところだけど、私の経験からは断然、前者【終了後すぐ】が良いと思う。
放置プレーすると梅雨の時、夏の高温多湿で、炉内が錆びたりして腐食によるダメージが進みやすい。
シーズン後すぐに煤や灰を落として油で保護してやると薪ストーブの寿命が長くなる。
一年に一度どこかでやるならば、より効果的な早めの時期の方が合理的だと思う。
また、別の観点からだけど、「シーズンに入る前でいいや」と考えていると、寒くなってきて焚きたくなっても、メンテをしないと焚けない。
ガスケットセメントを使った場合などは、完全硬化、乾燥まで1週間程度はかかるので、作業後にすぐに焚けない。
シーズン終了後にやっておけば、寒くなったら好きな時にいつでも焚ける。煙突掃除を自分でやらずに、我々のような薪ストーブ屋、専門業者に依頼する場合には、シーズン直前だと、依頼が立て込んでいるので、依頼してもすぐに来てもらえないということもある。
これからの時期はリフォームでの設置工事や薪の配達が一段落するので、煙突掃除やメンテナンスの動きも、比較的スケジュール調整しやすい。
これからの数か月間、梅雨入り前が煙突掃除とメンテナンスに最適な時期なのだ。日本全国対応しているので、早めの依頼をお願いしたい。
(各地方ごとにまとめて、スケジュール調整して順次回っていく)
■煙突掃除と本体メンテナンス一式で税込み3万円(全国どこでも交通費や出張料金の追加なし)
■消耗品の交換がある場合は別途、見積もりの上で部品代と工賃が必要
詳細はこちらのページから。快適な薪ストーブライフを送るには「毎年の煙突掃除」が必要です。 掃除をしないと煙道火災のリスクがあります 使用…
なお、今シーズンから薪ストーブを使い始めて、初の煙突掃除&メンテナンスの依頼で「来シーズンからは自分でやりたい」という場合には、その旨を申し出てくれれば、丁寧にレクチャーしながら、ゆっくりと行う。
一度、やり方を見て学んでおけば、次回からは自分でもできると思う。
(高所が怖いとか、最初からやる気がない場合には丸投げも当然OK)
「煙突が詰まってからやれば良い」「数年に一度でいい」と安易に考えている人も意外と多いけど、要注意だ。
煙突掃除(点検)は必ず1年に一回定期的に行うべきだ。煙突内に可燃性の煤やタールが残っていると、薪ストーブを焚いた時に何かのはずみでそれに引火すると、煙突のトップから火炎放射器みたいに炎が噴き出す「煙道火災」という現象になる。
この結果、煙突の表面温度は1000℃くらいに達して小屋裏などの隠ぺい部分の建物木部から発火して建物火災となる。
毎年必ず薪ストーブが原因の火災の話を聞くけど、このパターンが一番多い。
慣れてしまって、煙突掃除を安易に考えている10年くらい薪ストーブを使っているベテランユーザーに煙道火災の発生が多いのが特徴だ。
今一度、初心に返って基本的なことを大事にしよう。
早速、私の地元の千葉県内から、煙突掃除&メンテナンスの、今シーズン終了後の初依頼が入ったので、行ってきた。
煙突トップを取り外す
煤やタールがこびりついている
皮すき、ワイヤーブラシ、刷毛、十能などを使ってそぎ落として可燃性の物質を除去する
煙突掃除とメンテナンスを終えて、次のシーズンに安心して使える状態になった暖炉
【↓ 一日一回、毎回、訪問のしるしにポチっと下のアイコン(バナー)をクリック(タップ)して応援いただけると幸いです。一週間の累計クリック(タップ)数がブログ村ランキングの順位(INポイント)に反映しています 】
にほんブログ村
コメント
出張費込みで3万円は激安ではないですか!
かわはらさんを北軽井沢まで誘い出して、一緒に酒を飲む名目で今度お願いしようかしら。
Fukuokaさま:
利益度外視でやってます。
北軽井沢は毎年数回行ってますよ。
楽しみにしています。色々情報交換したいですね。呼んでくれれば、喜んで行きます。