ボイラー付きの薪ストーブ試運転

煙突工事した時は、建物の引き渡し前の内装工事も、まだ終わっていない状態だ。
単純な薪ストーブの場合には考える必要がないことだけど、ボイラー付きの機種の場合には熱交換機のタンクに水が入ってない状態で空焚きすると破損するリスクがあるので、水道工事が終わるまでは火入れしない方が無難だ。
新築工事中でまだ未完了のキッチン、トイレ、お風呂などの、他の部分の水回りの配管の端末をふさがないと、水圧をかけられないので、試運転できない。床暖房の機器との接続、動作確認のためには、熱交換器のタンクに水を入れて、さらに不凍液を循環させる経路を確保する必要がある。
最低限、火入れできる状況になるまでの水道工事の仮完了を待って、後日に試運転した。
ガンガン焚いて、安定燃焼の巡行状態で稼働させて、しばらくの間、その状態を保持して動作確認した。
熱交換器のタンクは、水温が上がって蒸発したり膨張したりするので、その際のドレンがある。床暖房屋さんが、火入れと同時進行で作業していたが、タンクから排水された分だけ、水道水を自動で補充するための電磁弁の制御など、調整項目が多く大変そうだった。温度センサーの取り付け位置の調整、何℃まで上がったら弁を開いて何℃まで下がったら弁を閉じるかの設定など、難儀している様子だった。
薪ストーブの動作、オーブン室の温度の上昇、熱交換器の水温の上昇など、一通りの動作確認が取れて、ある程度、ボイラーの初期設定ができた段階で、薪の追加投入を終えて、鎮火方向に向かわせた。
なお、今回の試運転の後、施主さんへの取り扱い説明は、引き渡し後に別途行う予定だ。
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まずは燃焼室の隣の熱交換機のタンクに給水する
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上から着火方式で点火
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順調に燃えていき、タンク内の水温も上がっていくのがデジタル表示で判る
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火が入っている状態の全景
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オーブン室の動作確認も、実際にジャガイモを投入して行った

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コメント

  1. 薪よう子 より:

    ボイラー熱交換器を持つ高性能で盛沢山な機種はそれなりのお手間があるんですねぇ。
    ご苦労様です!
    >ボイラー付きの機種の場合には
    熱交換機のタンクに水が入ってない状態で空焚きすると破損するリスクがあるので、水道工事が終わるまでは火入れしない方が無難だ。
    新築工事中でまだ未完了のキッチン、トイレ、お風呂などの、他の部分の水回りの配管の端末をふさがないと、水圧をかけられないので、試運転できない。床暖房の機器との接続、動作確認のためには、熱交換器のタンクに水を入れて、さらに不凍液を循環させる経路を確保する必要がある。

  2. かわはら より:

    薪よう子さま:
    単純な薪ストーブとは全く違い仕組みで、とても勉強になりました。