ドリルで回転式のブラシの一長一短

一般的な煙突掃除のブラシは広がらないので、煙突の筒の中は煤の除去ができるけれども、トップの傘の部分にはブラシが届かない。よくネットで見かけるように室内側から煙突掃除しても、屋外側の一番上のトップ部分の傘は、屋根の上に登って、取り外して掃除しないと、いずれは詰まってしまう。室内側から普段やっている場合は、数年に一度はトップの掃除をする必要があって、完全なやり方ではない。

一方で国内で売られている「ロッドテック」「ロッドステーション」などのイギリス製の特殊ツールを使うと、電動ドリルの回転による遠心力で、先端のナイロンブラシが広がることによって、煙突トップの傘の部分の広がっているところまで煤を除去することができる。屋根の上に上がらずに完璧な煤の除去作業ができるツールだ。

ブラシの先端の形状

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屋根の上に登らなくても室内側から煙突掃除ができるので、転落リスクもないし、さらに雨の日、夜間でも煙突掃除ができるし、時間も手間も大幅に削減できるのが最大のメリットた。

しかし当然、デメリットもある。輸入元のサイトをチェックしてもらうと判ると思うが、値段が6-7万円と、普通のブラシの2倍程度の価格だ。煙突掃除を業者に依頼すれば1回3万円程度なので2,3シーズン目以降は割安となるが、最初に購入する時はちょっと覚悟がいるかもしれない。

ちなみにamazonで1万円程度で買える中国製の激安粗悪品を使うと、煙突内部でロッドが折れて回収するのに苦労することになる可能性があるので、お勧めはしない。お客様宅で使うのは怖いので、取り寄せてショールームで実験してみた結果を以下に貼り付けておく。

私の場合は依頼を受けて煙突掃除をする場合、基本的には屋根の上から煙突トップを取り外して、上からブラシを通して炉内に煤を落として作業している。...

それからどんなトップの形状でも使えるわけではない。角トップは基本的に無理だし、丸トップの場合も金網、針金などの防鳥処理されている場合は、それを破壊するので、使えるかどうかの見極めが大切だ。

また、室内側から作業するので、煤が多少は飛び散るので、養生が大切だ。参考までに、お客様が撮影してくれた作業風景の動画を貼り付けておく。

上の動画は室内側だけど、実はトップからも、煤の付着状況によっては、かなり激しく煤が飛散する。周辺で洗濯物や布団を干しているとか、近くに人がいる時などに作業するとクレーム必至なので、使わずに素直に屋根の上からの作業に切り替えた方が無難だ。

私の場合は現場の状況によって、様々なツールを使い分けていて、全ての現場でドリルで回転式ブラシを使っているわけではないけれども、これが使える現場では重宝する。

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