乾燥不足の薪は、薪ストーブを壊す

焚き火の場合は大気中の大量の空気と触れているし、屋外なので風がゼロということはまずないので、風向きと風量により勢いも増し、生乾きのものでも何とか燃えてしまう。

しかし、薪ストーブの場合には、そうはいかない。そもそも鉄の箱の中で自由に空気が入らないように制限して薪を長持ちさせる設計になっているので、乾燥してないとマトモには燃えてくれない。煙や煤が大量発生して、全然暖かくならないが、それだけではない。

乾燥不足の薪を無理やり燃やしてダメージを受けたバッフル板

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マトモには燃えない薪を無理やり燃やすためには、空気調整のレバーを全開にするだけでは空気の量が足りずに、扉や灰受け扉を開いたりして、強引に本来の設計の規定以上の空気を無理やり送り込んで、ふいごで吹き付けるような感じでの運用となる。そうしないと、途中で火が消えて煙がモクモクになる。

乾燥不足の薪の薪に含まれている大量の水分が蒸発しはじめてから、ようやく本来の木の成分が燃え出して、ようやく炉内温度が少しづつ上がってくる。そうなっても空気を絞ると、また消えてしまうので、基本的には、空気調整は全開に近い状態で燃やし続けるパターンが多い。そのまま使っていると、やがて水分の蒸発が進んで、炉内温度が上がってもタイムリーに空気を絞れずに、今度は温度が上がり過ぎる可能性が高い。常に薪ストーブの前に張り付いていることができないのが現実だからだ。

そして次の薪の追加時に、また乾燥不足の薪を投入するわけだけど、それは水をかけて急激に冷やしているのと同じことだ。含水率20パーセントの薪と30パーセントの薪では、その重さの10パーセント多く水分が含まれているわけで、一回の薪の投入した際の総重量がで3キロだとしたら、乾燥した薪を投入して、そこに300mlの水をかけていることになる。焚き火の時に、薪をくべた後に、350mlの缶ビール一本分の水をかけていることを想像してみて欲しい。乾燥不足の薪を焚いている人は、そのくらいあり得ないことを無自覚でやっているわけだ。

乾燥不足の薪を無理やり燃やして炉内温度が上がり過ぎた状況のところへ、水分で急激に温度を下げる行為を繰り返しているので、薪ストーブの炉内に対するダメージが極めて大きい。温度が上がったり、下がったりに伴う膨張と収縮で、パーツが変形してしまう。

変形したバッフル板を上から見たところ

乾燥した薪を焚けば、追加投入時の温度低下も最低限で済むし、そもそも適切に空気を絞って燃やせるので、投入前に温度が上がり過ぎることもないので、炉内温度の偏移が少なくパーツのダメージが少なく、壊れない。

このように、乾燥不足の薪を使うことは、薪ストーブを壊すことに直結するが、無自覚な人が多い。焚いた時に「シュー」っと水蒸気の音がしたり、切り口から泡が噴き出してくるような薪は、薪ストーブでは絶対にNGだ。こういう薪を焚くと、高価な薪ストーブにダメージを与えて、余計な出費をすることになる。

いつも乾燥不足の薪を焚いている人は、一度でいいから本当に乾燥した良質な薪を購入して焚いてみると、いかに乾燥不足の薪を焚くのが愚かなことか理解できると思う。燃え方、暖かさ、気持ち良さ、炎の綺麗さ、メンテナンス時の煤の量と質など、あらゆる点で乾燥した薪を使うメリットを実感できるはずだ。

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