薪ストーブを住宅地で使う場合の注意点

「自宅(や店舗)に薪ストーブを設置して暖房器具として使いたい」という場合は、注意すべきポイントがいくつかある。

快適で暖かい薪ストーブ

普段使いの暖房器具として考えると「寒い時にいつでも使いたい」と考えてしまいがちだけど、住宅地の場合には周辺の住民に配慮した方が無難だ。晴れた日に洗濯物や布団をベランダなどで干している時に、煙突からの煙の臭いを感じられたら、不快な思いをため込んでいくのは想像に難くない。ある日、我慢の限界点を超えて、クレームや嫌がらせに発展することもある。

「触媒方式やX次燃焼だから排気がクリーン」みたいな宣伝に騙されないようにしよう。薪を燃やしている以上は、どんな高性能な薪ストーブを使っても、臭いはゼロにはならない。

せっかく薪ストーブを導入したのに近所からのクレームを受けてしまうような悲劇を起さないために、住宅地では、薪ストーブをどのように使うかの運用方法、言い換えれば、自主規制を考えておいた方が良いと思う。

1.晴れた日の昼間は(寒くても)焚かない
2.晴れた日は夜間、早朝のみ焚く
3.昼間は、雨や雪の天候で、隣近所に洗濯物や布団を干してない時だけ焚く
4.十分に乾燥した薪を高温で焚く(乾燥不足の薪や、低温焚きは厳禁)
5.焚く場合に、煙突から目視確認できる煙が見えている状態は論外
6.煙の発生しにくい焚きつけ方法を追求する

以上のような運用方法をしていれば、クレームや嫌がらせにつながることは稀だと思う。

もちろん、神経質な隣人の場合には、上記の運用用法をしてもクレームにつながる場合もある。具体的に言えば、洗濯物や布団を取り込んだ後の夕方以降の時間帯でも、仕事を終えて帰宅した時や、買い物で出入りする時に煙の臭いを感じてイラっとくる人もいる。隣人の帰宅時間や生活パターンまで把握しておいて、完全にその人が家から出ない時間帯を見極めた上で焚くくらいの配慮まで必要になる場合もある。

バイオエタノール暖炉の燃焼

そこまで考えるのは面倒とか、そこまで考えないと焚けないのかと思う人は、住宅地での薪ストーブの使用を再検討した方が良いと思う。家の中で炎を楽しみたいのであれば、ペレットストーブやバイオエタノール暖炉など、苦情につながりにくい製品もある

resize0147_201701091353060d9.jpg
ペレットストーブの炎

また、住宅地の自宅では薪ストーブを焚くのは諦めて、いくら煙をモクモク発生させてもクレームにはならない別荘地や田舎で薪ストーブを楽しむという方法もある。

↓ 画像クリック(タップ)で応援をお願いします

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 薪ストーブ暮らしへ
にほんブログ村

ランキングに参加しています・・・

かわはら薪ストーブは全国

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする