これから薪ストーブを使いたいと考えている人は、どのサイズを選べば良いのかの選択も難しいと思う。
カタログスペックを見ると、出力や暖房面積などの数字が書いてあるけれども、それだけを見て決めると判断を誤ってしまうことがある。
一番大切なポイントは設置する家の断熱性、気密性だ。
小さな空間でも、隙間風が通るような古い家で、断熱材もあまり入っていないような場所だと大きな薪ストーブを導入しても寒いということになるし、気密性や断熱性の良い家ならば、大きな空間でも、小型薪ストーブで十分に暖められる。
このように、住宅の性能と暖める場所の空間の大きさが確定して、はじめて適切なサイズの薪ストーブの選択が可能となる。何畳の部屋に置くという情報だけでは、適切な機種の選択はできない。
狭い空間や、広い空間でも、気密性や断熱性がある家の場合には、小型ストーブがお勧めだ。小型の薪ストーブは驚くほど少ない薪の量で気持ち良い燃焼をしてくれて、薪の消費がとても少ない。焚いていても部屋が暑くなりすぎるということもなく、快適に使える。炎が好きでなるべく長い期間焚いていたいという人のは特にお勧めだ。
中型、大型の薪ストーブだと、一度火を入れると部屋の温度が高くなりがちなので、軽く少しだけ暖めるということが苦手なのだ。
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