北軽井沢での滞在中に相談を受けた案件だ。雪溶けの氷の塊が煙突を直撃して、雪割りや煙突が破壊されたというものだった。
とりあえず現場を見に行くと、写真のように雪割りやフラッシングが破損している。まだこれは軽症な方で、場合によっては煙突が折れることもある。放置しておくと、時間の問題でいずれはそうなるだろう。雨漏れリスクも増大していく。
根本的な対策としてはチムニーを作成して、そのチムニーに合ったサイズの雪割りを設定して、煙突をガードしてやる必要がある。最初からそのプランで設計すれば二度手間にならないのだけど、導入時に費用を削減してフラッシング施工すると、結局高くついてしまう。修理のためには、屋根勾配が矩勾配できついので、足場を組むことが必須だ。
また屋根材も相当劣化しているので、今回のチムニー作成で足場を組むのだったら、同時に塗装しないと、足場代が二重になってしまい、合理的ではない。
そのため、チムニー作成工事で足場を組み、チムニー工事後にその足場を使って屋根塗装をする方向で見積を作ることになった。
話をつめていくと、施主さんは塗装屋さんの知り合いが地元にいるというので塗装については、今回はかわはら薪ストーブ本舗では請けないことになった。屋外側については足場架設+チムニー作成を担当することになった。
ついでに室内側も見せてもらうと、室内側が全部シングル煙突というありがちな煙突施工だった。せっかく屋外側をきっちり直すならば、同時に室内側の煙突もシングル煙突から二重断熱煙突へ入れ替える工事も提案して、採用された。
あまり寒くなってしまうと塗装もできなくなるので「なるはや」でやって欲しいということで、見積を速攻で作って検討してもらった。すぐに「やる」と回答をもらえたので、工事の段取りを組んだ。
しかし、今回の現場確認の後は関西へ行く用事があったので、私は現場に張りついていられない。そこで、いつも仕事をお願いしている工務店に、任せることにした。今回は新規設置ではないので、薪ストーブや煙突の位置を決めたりの専門的なことは必要ない。現場で指示を出さなくても、リモートで指示を出せる状況なので、工務店宛てに煙突部材を直送して、現場に持参してもらって、チムニー&雪割り作成、煙突配管を行ってもらうことにした。
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