都内の薪サウナストーブの煙突掃除の現場調査

北軽井沢を後にして、次の予定は関西行きだった。

北軽井沢から真っすぐ関西へと向かおうと思っていたら、都内のサウナストーブの煙突掃除の案件が入った。

最初に聞いていた会社の所在地は八重洲だったので、新幹線に乗る前に東京駅のロッカーにスーツケースを預けて、サクっと徒歩で寄れると思っていたのだけど、実際の店舗は浅草だった。そこで、東京駅へ向かう前に、スーツケースを転がして地下鉄に乗って、浅草へ向かった。

現場から徒歩数分のところの平場の駐車場

店舗を訪問する前に周辺の環境チェックだ。工具や道具を持ち込まなくては行けないので、車が横付けできるかや、最寄りの駐車場がどこにあるかなどをチェックする。最寄りの駐車場は立体駐車場で乗用車しか停められなかった。少し離れたところに平場の駐車場があったけど、ここは作業車のハイエースやトラックなどで満車状態で、競争率が激しそうな感じだった。駐車料金も一日とか24時間とかの最大設定がなく、時間ごとにガンガン課金されていく設定だったので、なかなか強烈な感じだ。

現場に到着

サウナストーブの煙突掃除の案件が入った

何度も曲がりくねったヤバイ配管経路

とても薪ストーブの煙突とは思えない複雑に曲がりくねった経路で、メンテナンス性もあまり考えられてないような状況だった。

屋外に出た後の縦のダクト

ダクトの底からはタールが垂れていた。

屋上のファンで強制排気

排気出口の金網は煤で完全に閉塞

最終末端の金網も煤で完全閉塞して、かなり末期症状だと思われる。

薪ストーブから煙が漏れるようになってきたといことで、営業にも支障をきたしてきたそうだ。そこで既に3-4社に見積を依頼したけど、どこからも断られたということだった。

とりあえず見た目でも判る、配管末端の煤と、廊下のメンテナンス用の蓋から煤をかき出して回収して応急処置してもらって様子を見てもらうことにした。

それでも改善されない場合には、本格的な掃除が必要だろう。

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コメント

  1. うさぎ より:

    10年前、新聞の社会面を渋谷のサウナで一酸化炭素中毒事故による大事故。死人まで出て業務停止命令だけではすまず【勿論廃業】業務管理責任で裁判やらで事後は酷かったハズです。

    ボイラーは燃料種類にかかわらず危険ですから設置業者は何をしてるんだろうか?

    • かわはら より:

      うさぎさま;

      「工事したらそれで終わりで、その後は知ったことはない」という感じのメンテナンス性を全く無視した施工が多いのが薪ストーブ業界ですよね。今回の事例も典型的なものだと思います。

      「私なら、こういう施工はしないな」「こうしただろうな」と思いながら現場確認をしました。薪ストーブ工事、サウナ工事も基本に忠実にメンテナンス性を重視した設計が大切ですね。