新築工事で薪ストーブを設置する場合は、打ち合わせ通り、指示通りに現場が施工されていることを、事前に確認しておいた方が無難だ。
営業担当、設計士や現場監督に話した場合は、伝言ゲームになってしまったり、現場の大工に直接話した場合でも、メモも取らずに、まともに聞いていなかったりで、設計通りになってないことが時々ある。設計士、現場監督、大工の3者での現場打ち合わせの際に、3者が3人とも「誰かが聞いているだろう」位の感じで誰も聞いていなくて、チムニーや壁面の下地が指示通りにできていなかったことさえある。
今回の山形の現場は、それなりに遠方なので、煙突工事や薪ストーブ設置工事の時に現場に行ってから、下地がない等の問題が発覚するとロスが大きいので、確認のため、現場監督に写真を送ってもらった。

山形の現場状況
まだ雪が積もっているので、チムニーにアクセスできるようになったら外寸を確認してもらう。

室内側の煙突貫通部分
煙突固定の下地、化粧板の下地が入っていることも確認してもらった。

かわはら式耐震煙突固定法の下地と、外気導入ダクトも指示通り
内装の石膏ボードが施工されてしまうと、耐震用の、煙突固定用の木下地が入っているか判らなくなるので、この段階で確認できると安心。
当店では、メンテナンス性の良い施工はもちろんのこと、耐震性も特に重視している。万一の地震でライフラインが途切れるような時でも薪ストーブによって暖房、煮炊き、照明として活用できるようなサバイバルツールとしての機能も、ある程度の薪の備蓄があれば可能だ。