今回の神奈川県の既存住宅への薪ストーブ工事の現場は、二階のリビングへ薪ストーブを設置するプランだ。この場合、どのように搬入するかを慎重に考える。
たまたま以下の3つの条件を全部満たす環境だったので、ユニック車で地上から二階に吊り上げる方法を取ることができた。
１．リビング横に大きめのベランダがあり、ベランダには屋根がかかってない
２．ユニック車が入ってこられる道路で、なおかつ、ベランダ前に車を停められる
３．電線などの干渉なく、吊り上げ可能
上記の3つの条件のうち、一つでも満たすことのできない場合には、人力での搬入となる。今回は大型のドブレ760WDだったので、そのままの形で階段を担ぎ上げることは困難だ。この場合には、鋳物のパーツを全部ばらして、一つづつ搬入して、部屋で組み立てるという、時間も手間も非常にかかることになる。
新築の場合には、まだ建物が骨組みの段階で、クレーンで二階へ建築資材と同時に搬入してしまうのが合理的で、実際にそのような工程を組んだこともある。
クレーンで地上からベランダへ搬入
ベランダからすぐの炉台へ搬入
あらかじめ用意しておいた下げ振りに煙突芯の位置を合わせて設置
無事に設置完了して、火入れ
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