今回の現場は、既存の壁面からの煙突芯を利用して、グランデノーブルデポの煙突を背面出しして接続するというプランだ。グランデノーブルデポの背面の煙突芯の高さではないので、高さを合わせるのがポイントとなる。現場の寸法を計測したら、グランデノーブルの背面の煙突芯が、ちょうど30ミリ高かったので、30ミリの鋼材で嵩上げすることにして、実際に制作はヒミエルストーブの西岡さんに依頼した。
もし測定精度が悪く、煙突芯の高さの差が30ミリではなかった場合は、煙突が接続できなくなるという事態が発生する。保険のために、最初から25ミリ程度の嵩上げの台に調整機構をつけて、ボルトを回して高さを合わせる仕様にすれば良かったかと、当日まで思っていた。

設置位置にマーキング
薪ストーブの搬入前に、煙突芯から下げ振りを垂らして煙突の位置を炉台面に移しておく。そこからスライド煙突が伸びる延長上にもマーキングしておいた。
同様に、薪ストーブの開梱後に、薪ストーブ背面にもセンターの位置に印をつけて、位置を一致させるように、炉台面に置いた。
鉄板の炉台の上なので、煙突を接続する時に微調整のために薪ストーブを動かすと、傷つけてしまうので一発で設置位置を確実に決めたかったのだ。
薪ストーブを炉台に置いてから、ドキドキの煙突接続だ。1ミリの狂いもなく、正確に煙突が口元にささってくれた。この瞬間まで、これまでの仕事の成果が判らないので、不安もあったけど、意図通りに納まってホッとした。

既存の煙突芯に合わせて鋼材で嵩上げした

違和感なく納まった

最初から、設計されていたかのような雰囲気で馴染んだ

単純に嵩上げしたけだけでなく、コーチボルトで耐震固定している
最近は、全国各地で大きな地震が起こっているので、意識している人もいると思うが、巨大地震の際には、薪ストーブが転倒するリスクもある。このような時でも、可能な限り災害の影響を排除して薪ストーブを使用し続けることができるように、かわはら薪ストーブ本舗では地震対策も重視している。
通常の薪ストーブ設置で、煙突を天板出しする現場が多い。下地を内装壁面に入れたり、耐震固定金具の予算が承認される場合には、オプションで「かわはら式耐震煙突固定法」を行っている。(耐震設置は不要と考えている人や、低予算を優先する場合には無理には進めてない)
しかし、今回は煙突を背面から出しているので、その方法は使えない。そのため、嵩上げのために薪ストーブ本体と一体化させた架台に、床面に固定用のボルト穴を設定して、コーチボルトで床面に固定する一石二鳥の方法を取った。
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