薪ストーブを使っていると、煙突掃除は毎年のことだ。
煙突掃除は、煙突が詰まって煙が逆流や、付着した煤やタールに引火する煙道火災を防ぐという意味合いのほかにも、そのシーズンの自分の焚き方、薪の乾燥度合いを振り返って反省するという意味合いも大きい。
煙突掃除の基本はトップからだ。
排気温度が下がって煤が付着して詰まるのはトップだからだ。
排気温度が下がって煤が付着して詰まるのはトップだからだ。
下からブラシで突付いて煙突の中だけ掃除しても、一番詰まりやすいトップが掃除できないので、あまり意味がない。
家を新築で薪ストーブを設置する時には煙突掃除のことまで総合的に考えるのが望ましい。
薪ストーブの設置位置とか煙突をストレートに出すとか、薪の搬入動線を考えるだけでは不十分だ。
煙突掃除は毎年のことだから、煙突掃除しやすい設計というのは極めて重要だ。
「薪ストーブの機種がどうの」などより、はるかに重要なことだ。
今回、新築にドブレ700SLを設置するというコンサルしたところは、以下のような工夫で、安全に煙突掃除できるような配慮をしている。
ベランダから短い脚立で簡単に煙突のある屋根に登れる作り
(巨大な二連梯子を地上からかけて倒れるリスクがない)
足場管と命綱をひっかけるフック