設計士や工務店の薪ストーブに対する考え方が解る電話

設計士や工務店との打ち合わせ風景

新築住宅を建てる場合、設計士や工務店に「薪ストーブのある家を建ててくれ」と丸投げすると、どうなるかということが推測できる電話がかかってきた。

設計士「新築の家に薪ストーブをつけたいんだけど、どれがいいの?」
私「ざっくりし過ぎていて適切な物を選択できないので、もう少し情報を下さい」
設計士「**坪位の家だよ」
私「間取りも断熱性能も判らないし、そもそも施主さんの希望やライフスタイルはどうなんですか?」
設計士「そんなのどうでもいいよ」
私「共働きなのか、在宅時間はどうなのかなどによって、「立ち上がりの早さ」「燃費」「料理の必要性」など、何を重視するのかわからないと提案できません。薪ストーブの素材やサイズなど、もう少し情報があれば提案できます」
設計士「お宅、薪ストーブ屋なの?何か決め打ちしてこれっていうのが出せないなら、他で頼むからいいよ(ガチャン)」

全く会話にならず、すぐに電話が一方的に切られた。

この設計士、工務店の建てる家は、こういう姿勢で、施主さんの希望やライフスタイルを一切考慮しないで、決められた薪ストーブになるのだろう。

薪ストーブの機種だけででも、こんな調子なので、煙突の配管経路や品質、メンテナンス性なども完全に無視した施工になることは容易に想像がつく。

薪ストーブ専門店に依頼せずに、設計士や工務店にイメージだけで「薪ストーブのある家」と丸投げ依頼すると、こういうことになるケースもあるということを認識しておこう。

理想は契約前に「薪ストーブに関しては、**の専門店に分離発注で依頼するから、そこと打ち合わせして設計してくれ」と設計前の段階から確認を取ることだ。安心、安全、快適な薪ストーブライフの実現のために、薪ストーブ専門店が持つノウハウを取り入れて欲しい。設計が固まってしまうと、ダメ出ししても修正が効かないことが多くなる。

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コメント

  1. ひろ より:

    このコメントは管理者だけが見ることができます

    • かわはら より:

      ヒロさま;

      施主さんのニーズを考えないで、「何坪の新築ならこの程度の薪ストーブ」とテキトーに勧めてしまえば、進展があったのかもしれないですけど、その後の煙突、炉台、炉壁などで納得いかない工事となることは容易に想像できますからね。

      とりあえず、この案件は縁がなかったと割り切っていれば、そこに費やす時間や労力を他の案件に投入することができますから、結果的には良かったのだと思います。

      ブログを楽しみにしていただき、ありがとうございます。ブロブ村のリンク一日一ポチで、元気になりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

  2. まつ より:

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