薪ストーブや煙突の値上げ傾向は今後も続く(値下がり要素はなし)

「具体的にどのメーカーが・・・」ということなく、各社とも横並びで同じように、今後も値上がり傾向が続いている。

値上げの時期が若干異なるだけで、この後の半年位までに実行される具体的な値上げの通知が各社から届いている。値上げ幅も少なくはない。メーカーによっては20%程度高くなるところもある。

「薪ストーブの導入を考えているけども、高いから様子見」と思っている人もいるかもしれないけど、先延ばしすればするほど値段は高くなる傾向だ。もし本気で導入したいのであれば、先延ばししないで、一刻も早く決めることをお勧めする。

世の中では、薪ストーブ関連に限らず、様々な商品の値上げが続いている。これは、単純な理由だ。原油高、原材料価格の高騰、そして円安の3つだ。輸入する際の為替レートの変化で、仮に値段が同じ場合でも、必要とする日本円が多くなるのに、追い討ちをかけるように、さらに物の値段が上がっているからだ。同じ物を生産したり、輸入するにあたって、これだけ値段を上げないと、利益が出なくなってしまうからだ。

原油価格の推移

鉄鉱石輸入価格の推移

為替レートの推移


このような社会情勢からの値上げなので、価格が下がる要素はない。

薪ストーブを導入する場合の予算だけど、新築の場合の平均で150万円程度、既存住宅へのリフォーム設置の場合は200万円程度の予算がかかるのが一般的な時代となっている。

これを高いと考える人も多いと思う。そう思うのもある意味仕方ない。日本は、世界的に見たら、既に経済的には先進国とは言えないような状況になっている。

G7加盟国の平均年収の推移


過去30年間、「根性論、精神論」の効率の悪い仕事スタイル、「やってる感」だけで実態がない政策の稚拙さから、経済成長しないで日本だけ平均年収が上がってないこと、日本円の価値が落ちていることが、統計データにしっかりと出ている。日本以外のG7加盟国の国民は年収が上がっているから余裕があるのに対して、日本人だけが経済的に追い込まれている。

平均年収ランキング

いまや国民の平均年収は韓国にも抜かれているという現実がある。

ビックマック指数という数字がある。マクドナルドのビックマックが各国でいくらで売られているかという数字だ。これは同じ商品を、各国の国民がいくらで購入しているかということで、ある商品に対してその位は普通に払っている(購買力がある)ということだ。ちなみに昨年2022年のデータだと日本は41位で390円、1位はスイスで925円となっている。

2024年のビッグマック価格ランキングを掲載しています(対象: 54ヶ国)。

何でこうなってしまったかと言えば、全く経済成長していないからだ。

経済成長率はワーストから数えた方が早い

日本は、アフリカの内戦をしているような国と同じような経済成長率で、ランキングはワーストから数えた方が早いところにある。

こういう社会情勢なので、薪ストーブ設置に必要な予算を高いと考える人が多いのも、当然のことだ。

予算の制約があって厳しいという場合には、中古品や展示機、中国製の激安薪ストーブを使って薪ストーブ本体の価格を削減して予算を下げる方法もある。その場合でも、煙突だけは妥協しない方が良い。当店では、それぞれの予算に応じて、最適なプランを提案していく。これから来る秋冬に備えての薪ストーブ設置を考えている人は早めに相談して欲しい。

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